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帝は源氏の大臣にそっくりなお顔であるが、思いなしか一段崇高な御美貌と拝されるのであった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
畏敬,美 →
人の中に超越的な美を見出したとき →
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親から子と次第に人間の価値は落ちていきまして、子は親ほどだれからも尊敬されず、愛されもしないのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
哀愁 →
世代交代への不安を感じるとき →
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逢坂の関やいかなる関なれば繁きなげきの中を分くらん
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(16 関屋)」(1914)
哀愁 →
運命に翻弄される自分の人生を振り返るとき →
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すべてのことは昔より悪くなっていく末世でも、仮名の字だけは近頃の方がよくなった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
希望 →
時代の変化に悲観的になったとき →
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朧月夜に似るものぞなき
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(08 花宴)」(1914)
陶酔 →
美しい夜に心を奪われたとき →
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そうとは言っても露骨に反感を見せたり、軽蔑的な態度をとったりすることのないのを源氏はうれしく思った。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(09 葵)」(1914)
恋慕 →
好きな人に完全に拒絶されていないことに希望を見出したいとき →
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けれどもそうした昔の話を読んだりすることがなければ退屈は紛れないだろうね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(25 蛍)」(1914)
慈愛 →
日常に飽きを感じているとき →
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文学を専門的にまでやる人で長寿と幸福を二つとも揃って得ている人は少ない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(17 絵合)」(1914)
無常 →
才能と幸福について考えるとき →
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皮ごろも上に着たれば我妹子は聞くことのみな身に沁まぬらし (晶子)源氏の君の夕顔を失った悲しみは、……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(06 末摘花)」(1914)
冒頭 →
書き出し →
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源氏が十一歳の姫君の裳着の式を上げるために設けていたことは並み並みの仕度ではなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
恋慕 →
誰かを想う夜に →
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私はどんな罪を前生で犯してこうした悲しい目に遭うのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(13 明石)」(1914)
無常 →
人生の苦境で自分の運命を問うとき →
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この美しい人たちは皆自分の一家族であるという幸福を源氏は感じた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
充実 →
大切な人たちに囲まれた幸せを実感するとき →
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私たちの喪服はこの月で脱ぐはずですが、暦で調べますと月末はいい日でありませんから延びることになりますね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(30 藤袴)」(1914)
慈愛 →
形式的な会話の中に真心を込めたいとき →
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暁の別れはいつも露けきをこは世にしらぬ秋の空かな
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(10 榊)」(1914)
切なさ →
永遠の別れを予感する夜明けのとき →
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愛されれば愛されるほど苦しみがふえる風だった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(01 桐壺)」(1914)
切なさ →
深く愛されているのに、その愛ゆえに孤立し、苦悩しているとき →
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あやふやな後宮の地位を与えられているようなことは、女として幸福なことではないのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(31 真木柱)」(1914)
覚悟 →
人生の選択に迷うとき →
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私の舌の性質がそうなんですね
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(26 常夏)」(1914)
自己受容 →
自分の欠点を指摘されたとき →
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袖濡るる露のゆかりと思ふにもなほうとまれぬやまと撫子。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
切なさ →
禁じられた恋に苦しむとき →
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無常の人世では、仮の別れが永久の別れになるかも知れない
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(12 須磨)」(1914)
無常 →
人生の不確実さを痛感するとき →
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年月がどんなにたっても、源氏は死んだ夕顔のことを少しも忘れずにいた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
冒頭 →
書き出し →
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