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どうも奥には、よほどえらいひとがきている。こんなとこで、案外ぼくらは、貴族とちかづきになるかも知れないよ。
宮沢賢治「山越え」
背景解説
山越えの途中で次々と謎の指示が飛んでくるんだけど、主人公たちはそれを「偉い人からの指示に違いない」って勝手に解釈して、むしろワクワクしちゃってる状態。つまり、危険が迫ってるのに全然気づかずに、むしろ貴族と仲良くなれるかもって期待してる、めっちゃマヌケだけど妙に人間らしい楽観性が炸裂してる場面です。
でも実はその『えらいひと』の正体は、想像もつかないヤバいやつだったとしたら…?
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『山越え』の他のひとふみ
鳥も獣も一疋も居やがらん。なんでも構わないから、早くタンタアーンと、やって見たいもんだなあ。
宮沢賢治
くるくるまわって、それからどたっと倒れるだろうねえ。
宮沢賢治
そいじゃ、これで切りあげよう。なあに戻りに、昨日の宿屋で、山鳥を拾円も買って帰ればいい。
宮沢賢治
西洋料理店というのは、西洋料理を、来た人にたべさせるのではなくて、来た人を西洋料理にして、食べてやる家(うち)とこういうことなんだ。
宮沢賢治
どうせぼくらには、骨も分けて呉(く)れやしないんだ。
宮沢賢治
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