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時代に順応しようとする人ばかりですから、昔のことを言うのに話し相手がだんだん少なくなってまいります。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(11 花散里)」(1914)
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人生とはこんなに寂しいものだったのだと源氏は思った。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(12 須磨)」(1914)
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夢中になってながめる者の顔にまで愛嬌が反映するほどである。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(28 野分)」(1914)
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あいがたきいつきのみことおもいてきさらにはるかになりゆくものを(晶子)前斎宮の入内を女院(にょいん=太上天皇の后)……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(17 絵合)」(1914)
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私たちの喪服はこの月で脱ぐはずですが、暦で調べますと月末はいい日でありませんから延びることになりますね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(30 藤袴)」(1914)
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みをつくし逢はんと祈るみてぐらもわれのみ神にたてまつるらん (晶子)須磨の夜の源氏の夢にまざまざとお姿を現わされて……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(14 澪標)」(1914)
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春の野のうらわか草に親しみていとおほどかに恋もなりぬる   (晶子)源氏は瘧病(おこりやまい=マラリア)にかかっていた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
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年月がどんなにたっても、源氏は死んだ夕顔のことを少しも忘れずにいた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
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雪ちるや日よりかしこくめでたさも上なき君の玉のおん輿    (晶子)源氏は玉鬘に対してあらゆる好意を尽くしているの……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
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窮屈な境遇の源氏はこうした山歩きの経験がなくて、何もかもみな珍しく面白く思われた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
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文学を専門的にまでやる人で長寿と幸福を二つとも揃って得ている人は少ない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(17 絵合)」(1914)
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人よりはすぐれた風采のこの公子も、源氏のそばで見ては桜に隣った深山の木というより言い方がない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
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短い人生もああした人といっしょにいれば長生きができるだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(28 野分)」(1914)
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みずからはあるかなきかの朝顔と言いなす人の忘られぬかな (晶子)斎院(さいいん=伊勢神宮に仕える皇女)は父宮の喪の……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(20 朝顔)」(1914)