❝
私たちの喪服はこの月で脱ぐはずですが、暦で調べますと月末はいい日でありませんから延びることになりますね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(30 藤袴)」(1914)
❝
こんな人であるから長い年月の間忘れることもなく恋しいのであると思っていた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(09 葵)」(1914)
❝
天地に春新しく来たりけり光源氏のみむすめのため     (晶子)源氏が十一歳の姫君の裳着の式(もぎのしき=女子の成……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
❝
風に吹かれてどこへでも行ってしまおうというのは少し軽々しい。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(28 野分)」(1914)
❝
五十鈴川神のさかひへのがれきぬおもひあがりしひとの身のはて (晶子)斎宮(さいぐう=伊勢神宮に仕える皇女)の伊勢へ……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(10 榊)」(1914)
❝
こうした不用心な時に男も女も間違った運命へ踏み込むものだと源氏は思った。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(08 花宴)」(1914)
❝
帝は源氏の大臣にそっくりなお顔であるが、思いなしか一段崇高な御美貌と拝されるのであった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
❝
こうして変わらない愛をかける源氏に真心から信頼している様子に同情がされた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(23 初音)」(1914)
❝
藤壺の宮は自分にやましい心がなかったらまして美しく見える舞であろうと見ながらも夢のような気があそばされた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
❝
またまたこんな頼りない御身分になってしまわれるなんて、悲しいことですね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(15 蓬生)」(1914)
❝
人恋ふる涙をわすれ大海へ引かれ行くべき身かと思ひぬ     (晶子)当帝の外戚の大臣一派が極端な圧迫をして源氏に不……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(12 須磨)」(1914)