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魚服記
太宰治(1933年)
小説
約12分
4,810字
怪奇・幻想
あらすじ — 山奥の少女が滝壺に飛び込むとき、彼女は魚になったのか
東北の山奥に暮らす炭焼きの娘・スワ。貧しさと孤独の中で育った少女は、八郎太郎伝説に自らを重ね、ある冬の日、滝壺へと身を投じる。太宰治の初期作品にして、すでに完成された死と変身の物語。
この作品のひとふみ
スワは蛇になった、と信じた。蛇になって滝壺の底を泳ぎ廻っている。
太宰治
滝は白い布を垂らしたように光って見えた。
太宰治
父はいつも酔っぱらっている。スワは父の顔色ばかり窺っていた。
太宰治
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