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夜になると毎晩家うちの前で立っていたんじゃが、敷居が高うて入れなかった
菊池寛「父帰る」
背景解説
家族を捨てて出て行った父親が、何年も経ってから突然帰ってきた。でも3日間も家の前をウロウロしてるって、めちゃくちゃ気まずくない?「敷居が高い」って言葉、実はこういう罪悪感や後ろめたさで入りづらいって意味なんだよね。
じゃあ、この父親は家族にどんな顔して謝るつもりだったんだろう?
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僕たちに父親てておやがあるわけはない。そんなものがあるもんか。
菊池寛
俺に父親てておやがあるとしたら、それは俺の敵かたきじゃ。
菊池寛
のたれ死するには家うちは要らんからのう……
菊池寛
新! 行ってお父さんを呼び返してこい。
菊池寛
あなたが生んだという賢一郎は二十年も前に築港で死んでいる。
菊池寛
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