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そうとは言っても露骨に反感を見せたり、軽蔑的な態度をとったりすることのないのを源氏はうれしく思った。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(09 葵)」(1914)
恋慕 →
好きな人に完全に拒絶されていないことに希望を見出したいとき →
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窮屈な境遇の源氏はこうした山歩きの経験がなくて、何もかもみな珍しく面白く思われた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
解放感 →
日常の息苦しさから逃れたいとき →
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帝は源氏の大臣にそっくりなお顔であるが、思いなしか一段崇高な御美貌と拝されるのであった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
畏敬,美 →
人の中に超越的な美を見出したとき →
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この上にいっそう苦痛を加えるだけだと思って、御息所はしいて冷ややかになっているのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(10 榊)」(1914)
孤独 →
愛する人との距離を置かざるを得ないとき →
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どんなに私は悲しかっただろう
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(14 澪標)」(1914)
孤独 →
大切な人が他の人に心を向けていることを知ったとき →
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「なくてぞ人は恋しかりける」とはこうした場合のことだろうと見えた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(01 桐壺)」(1914)
無常 →
失ってから初めてその人の大切さに気づいたとき →
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自分は前世にどんな重い罪障があってこの苦しみに堪えなければならないのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
絶望 →
理不尽な困難に直面して自分を責めてしまうとき →
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自分で自分がわからない気もする中将だった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(33 藤のうら葉)」(1914)
困惑 →
恋に悩んでいるとき →
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声はせで身をのみこがす蛍こそ言ふよりまさる思ひなるらめ
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(25 蛍)」(1914)
切なさ →
言葉にできない想いを抱えているとき →
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娘が見たくてならなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
切望 →
長年離れていた家族に再会できると知ったとき →
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ただ漠然と親というものの面影を今日まで心に作って来ているだけだった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
孤独 →
親の記憶がない孤独を感じているとき →
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日がたてばたつほど悲しみの深くなるのは困ったことだ。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(01 桐壺)」(1914)
孤独 →
大きな喪失を経験して、時間が解決してくれると期待したのに、むしろ辛さが増したとき →
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露置きてくれなゐいとど深けれどおもひ悩めるなでしこの花 (晶子)炎暑の日に源氏は東の釣殿へ出て涼んでいた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(26 常夏)」(1914)
冒頭 →
書き出し →
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傑出した人の行動は目に立ちやすくて気の毒だ。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(10 榊)」(1914)
同情 →
世間の注目を浴びて生きる辛さを感じるとき →
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私はこの苦しみに堪えられないと思う。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(14 澪標)」(1914)
恋慕 →
会えない人への想いが募りすぎたとき →
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物の錆びたことによって人間の古くなったことも思われる。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(20 朝顔)」(1914)
無常 →
時の流れと自分の老いを実感するとき →
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私はだれよりもあなたが好きなのだから、あなたのことばかりがこんな時にも思われる。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(14 澪標)」(1914)
切なさ →
大切な人への想いが報われないとき →
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二月の二十幾日に紫宸殿の桜の宴があった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(08 花宴)」(1914)
幽玄 →
言葉にできない感覚に包まれたとき →
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人よりはすぐれた風采のこの公子も、源氏のそばで見ては桜に隣った深山の木というより言い方がない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
美への憧憬 →
自分の美しさに自信を持てないとき →
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人生は元来そうしたものなのですよ。無常の世なのだから。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(33 藤のうら葉)」(1914)
無常 →
人生の変転を感じたとき →
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