恨めしと人を目におくこともこそ身のおとろへにほかならぬかな (晶子)天皇が新しくお立ちになり、……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
底のきれいでない水に映る月は曇らないはずはないのだからね
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(26 常夏)」(1914)
自分は前世にどんな重い罪障があってこの苦しみに堪えなければならないのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
親がどんなものであるか、親に対する気持ちはどんなものであるか私にはわかってないのでございます
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
曖昧な立場にいて自身は苦労をし、人からは嫉妬をされなければならない自分であるらしいと玉鬘は嘆かれるのだった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
自分が得なかった場合にはこのすぐれた人は他人の妻になっているのだと、こんなことを想像する瞬間でさえ胸がとどろいた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(31 真木柱)」(1914)
人生などというものは、せめて好きな楽しみでもして暮らしてしまいたい。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(21 乙女)」(1914)
この世はこんな不公平なものなのかと思って末摘花は恨めしく苦しく切なく一人で泣いてばかりいた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(15 蓬生)」(1914)
天地に春新しく来たりけり光源氏のみむすめのため     (晶子)源氏が十一歳の姫君の裳着の式(もぎのしき=女子の成……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
みをつくし逢はんと祈るみてぐらもわれのみ神にたてまつるらん (晶子)須磨の夜の源氏の夢にまざまざとお姿を現わされて……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(14 澪標)」(1914)
うつせみのわがうすごろも風流男に馴れてぬるやとあぢきなきころ(晶子)眠れない源氏は、……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(03 空蝉)」(1914)
神様があの美貌に見入ってどうかなさらないかと思われるね、気味の悪い。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
昔が思い出されて、恋しいことが胸をいっぱいにして、帰って行く気になれない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(29 行幸)」(1914)