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けれどもそうした昔の話を読んだりすることがなければ退屈は紛れないだろうね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(25 蛍)」(1914)
慈愛
日常に飽きを感じているとき
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人は高塔であった。馬は山であった。豚は丘のごとく、鶏は城楼と見える。
中島敦「名人伝」(1942)
驚き
新しい世界が見えたとき
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百年はもう来ていたんだな
夏目漱石「夢十夜」(1908)
覚悟
長い期間の待機や努力を続けてきたとき
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私は恋というものを(たびたび申し上げたように)あまり好ましく思わないようになっているのです。
倉田百三「愛と認識との出発」(1921)
諦念
愛について深く考え抜いた末に到達した境地
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血という奴はとにかく特別な汁ですからね。
ゲーテ「ファウスト」(1808)
不安
大きな決断を迫られたとき
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友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ
石川啄木「一握の砂」(1910)
哀愁
周りと比べて自分が情けなく感じているとき
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優れた者が勝ち劣った者が負ける世の中で、こんな個人的な恨みを漏らすとすれば、愚か者でなければ狂人である。
芥川龍之介「猿蟹合戦」(1923)
怒り
理不尽な世の中に憤りを感じたとき
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年とともに若い思想を強めたいと思う。
新渡戸稲造「自警録」(1916)
希望
年齢を重ねることに不安を感じるとき
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幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのように感じられるほど今の世の中は不幸に満ちているのではあるまいか。
三木清「人生論ノート」(1941)
哀愁
社会の不幸を目の当たりにして絶望感を抱くとき
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私はこの苦しみに堪えられないと思う。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(14 澪標)」(1914)
恋慕
会えない人への想いが募りすぎたとき
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時には風の音や鶴の鳴き声にも驚きました
福沢諭吉「福翁自伝」(1899)
恐怖
暗殺を恐れているとき
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私はこれが犯罪事件ででもあって呉れれば面白いと思いながらカフェを出た。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
好奇心
日常に刺激を求めているとき
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一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと
石川啄木「一握の砂」(1910)
怒り
プライドを傷つけられ、屈辱を味わったとき
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俺たちには、俺たちしか味方がねえんだな。初めて分かった
小林多喜二「蟹工船」(1929)
覚悟
頼りにしていた存在に裏切られたとき
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私の頭は天鵞絨の帳で囲まれた舞台であって、そこに「ナオミ」という一人の女優が登場します。
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
妄想
現実逃避しているとき
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何という不思議な、何という馬鹿げたことだろう。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
諦念
理解不能な状況を受け入れるしかないと悟ったとき
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すると侍が、すらりと刀を抜いて、お母さんと子どもたちの前にやってきました。
新美南吉「飴だま」(1943)
恐怖
平穏だった状況が一変して危険を感じたとき
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ああカッコウ。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんじゃなかったんだ。
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」(1934)
悔恨
過去の行いを振り返るとき
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俺に父親てておやがあるとしたら、それは俺の敵かたきじゃ。
菊池寛「父帰る」(1917)
憎悪
親子関係に悩むとき
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人よりはすぐれた風采のこの公子も、源氏のそばで見ては桜に隣った深山の木というより言い方がない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
美への憧憬
自分の美しさに自信を持てないとき
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