心にもない歎息をしながら、着がえをして、なお小さい火入れを袖の中へ入れて香をしめていた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(31 真木柱)」
背景解説
「心にもない歎息」って表現が絶妙。罪悪感はあるけど止められない、そんな複雑な心境が伝わってくる。香を焚く行為も含めて、男性の身支度の描写が妙にリアル。
侍所に集っている人たちが促すのでなく。
あらすじを見てみる →本文を読む →
『源氏物語(31 真木柱)』の他のひとふみ
「切なさ」が響くひとふみ
← ホームに戻る