源氏が十一歳の姫君の裳着の式を上げるために設けていたことは並み並みの仕度ではなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
自分が得なかった場合にはこのすぐれた人は他人の妻になっているのだと、こんなことを想像する瞬間でさえ胸がとどろいた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(31 真木柱)」(1914)
「なくてぞ人は恋しかりける」とはこうした場合のことだろうと見えた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(01 桐壺)」(1914)
けざやかにめでたき人ぞ在ましたる野分が開くる絵巻のおくに  (晶子)中宮(ちゅうぐう=皇后)のお住まいの庭へ植えら……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
自分は可憐な人を発見することができた。そこで意外な収穫を得るのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(05 若紫)」(1914)
そうとは言っても露骨に反感を見せたり、軽蔑的な態度をとったりすることのないのを源氏はうれしく思った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
ふぢばなのもとの根ざしは知らねども枝をかはせる白と紫    (晶子)六条院の姫君が太子の宮へ入る準備で誰もが大変忙……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(33 藤のうら葉)」(1914)
あまりまじめ一方で、最後まで女らしく書かれていないのが悪いと思うのですよ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(25 蛍)」(1914)
六条院の春の御殿の庭は平生にもまして多くの花が咲き、小鳥が来て、春はここにばかり好意を見せていると思われた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)