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ごんは、お念仏がすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。兵十の母の葬列を見送りながら、ごんは思いました。
新美南吉「ごんぎつね」
背景解説
葬式の列を、誰にも気づかれずにじっと見ているごんの姿が切ない。人間たちの悲しみの輪に入れない小さなきつねが、一人でそこにいる。この「見ているだけ」の寂しさが、ごんという生き物の本質を表してるんだよ。
ごんはここから毎日、兵十の家にこっそり贈り物を届け始める。
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『ごんぎつね』の他のひとふみ
ごんは、うなぎのつぐないに、まず一つ、いわしを盗んで来て、兵十の家の裏口から、内へ投げ込みました。
新美南吉
ごんは毎日毎日、栗や松茸(まつたけ)を拾って来ては、兵十の家へ持って来てやりました。
新美南吉
兵十は火縄銃(ひなわじゅう)をばたりと、とり落しました。青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。
新美南吉
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