ごんは、お念仏がすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。兵十の母の葬列を見送りながら、ごんは思いました。
新美南吉ごんぎつね
背景解説
葬式の列を、誰にも気づかれずにじっと見ているごんの姿が切ない。人間たちの悲しみの輪に入れない小さなきつねが、一人でそこにいる。この「見ているだけ」の寂しさが、ごんという生き物の本質を表してるんだよ。
ごんはここから毎日、兵十の家にこっそり贈り物を届け始める。
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