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父はいつも酔っぱらっている。スワは父の顔色ばかり窺っていた。
太宰治「魚服記」
背景解説
酒浸りの父親と山奥で二人きり。逃げ場のない閉塞感が、たった二文で伝わってくる。この環境がスワを伝説の世界へと追い込んでいく。
逃げ場のない少女が見つけた唯一の出口は、伝説の中にあった。
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『魚服記』の他のひとふみ
スワは蛇になった、と信じた。蛇になって滝壺の底を泳ぎ廻っている。
太宰治
滝は白い布を垂らしたように光って見えた。
太宰治
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