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どこからともなく、口笛で軍艦マアチが聞えて来たのです。
太宰治「葉桜と魔笛」
背景解説
死にゆく妹のそばで、どこからか口笛が聞こえてくる。誰が吹いているのか、最後までわからない。この説明のつかない出来事が、姉に「神さまは在る」と確信させた。魔笛とは、この口笛のこと。
この口笛の正体を、太宰は明かさない。だからこそ、この物語は奇跡として残る。
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『葉桜と魔笛』の他のひとふみ
神さまは在る。きっと在る。
太宰治
妹はそのとき、もう手紙の主が誰であるか知っていたのです。
太宰治
葉桜のころの命についてお話いたします。
太宰治
青春というものは、ずいぶん大事なものなのよ。
太宰治
私は、それを僕自身の正義の責任感からと解していました。
太宰治
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