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もう少しで双方がぴったりと出合って一つに収まるというところで、時の流れが急に向きを変えて永久の中に注いでしまう
夏目漱石「三四郎」(1908)
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自分の中にある偉大なものの小ささを感じることのできない人は、他人の中にある小さなものの偉大さを見逃しがちである。
岡倉天心「茶の本」(1906)
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この世界に、論理の通らない世界のあること。
中井正一「美学入門」(1941)
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一人の放蕩は大勢の手本となり、やがて世間の風俗を乱して人々の教えに妨げをなす
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
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私が疑うということから私は有るということが帰結する。
デカルト「省察」(1641)
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自分の体もまた一つの大自然であり、山あり川あり、無限の喜びと悲しみを持っている大きな天地ではないだろうか。
中井正一「美学入門」(1941)
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幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのように感じられるほど今の世の中は不幸に満ちているのではあるまいか。
三木清「人生論ノート」(1941)
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問題は、お前が、何んの為めにかうしているかつていうことだ。
岸田国士「紙風船」(1925)
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男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と、戦ってばかりいるのです。
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
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母は私にも別れの言葉もいうひまもなかったのか、それきり私は会えなかった。
室生犀星「幼年時代」(1919)
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三軍も帥を奪うべし、匹夫も志を奪うべからず。
下村湖人「現代訳論語」(1949)
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竜華寺の藤本は生煮えの餅のように真があつて気に成る奴
樋口一葉「たけくらべ」(1895)
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私共と彼等とは、生きるために作られた人間であるということに何の差があろう?
宮本百合子「貧しき人々の群」(1916)
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流転の相はこの通りだ。昼となく夜となく流れてやまない。
下村湖人「現代訳論語」(1949)
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こんな所に誰が居るものか、一度出たらば鉄砲玉で、再び帰ってこはしないぞ。
福沢諭吉「福翁自伝」(1899)