やっとの事でそこまで来ると、 もう遠い薄暗がりの中にも、 見覚えのある家が何軒かあった。
芥川龍之介トロッコ
背景解説
泣きながら走り続けた良平が、やっと見覚えのある風景にたどり着く。「見覚えのある家」がこんなに安心する言葉だなんて。日常のありがたさって、こういう体験をして初めてわかる。帰る場所があることの幸せを、八歳の良平は体で学んだ。
「見覚えのある風景」が、こんなに泣けるとは。
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