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そのまた向うには夕焼けの空の下に、 ぼんやり薄紫に横たわっている海さえ見えた。
芥川龍之介「トロッコ」(1922)
切なさ
美しい景色が逆に寂しく感じるとき
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ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
孤独, 悲しみ, 自己否定
自分の存在を誰からも認められていないと感じるとき
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女の肌は月の光のように白く、水は黒曜石のようであった。
泉鏡花「高野聖」(1900)
陶酔
美しすぎるものに理性を失いそうになったとき
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新時代の青年をもってみずからおる三四郎は少し小さくなっていた。
夏目漱石「三四郎」(1908)
自意識, 挫折, 劣等感
理想と現実のギャップに直面したとき
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武蔵野に散歩する人は、 道に迷うことを苦にしてはならない。
国木田独歩「武蔵野」(1898)
解放感
迷うことを恐れているとき
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それは私自身に取って忘れがたない貴い記録であると同時に、恐らくは読者諸君に取っても、きっと何かの参考資料となるに違いない。
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
決意
自分の人生を記録に残したいと思ったとき
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私はその時一心に称名を唱えておりましたから。
泉鏡花「高野聖」(1900)
安堵
信念が自分を守ってくれたとき
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正直だから、どうしていいか分らないんだ。世の中に正直が勝たないで、外に勝つものがあるか、考えてみろ。
夏目漱石「坊っちゃん」(1906)
決意、信念、不器用さへの開き直り
窮地に陥ったとき、自分の弱さと向き合うとき
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かかる話を聞きかかる処を見てきてのちこれを人に語りたがらざる者果してありや。
柳田国男「遠野物語」(1910)
問い、違和感、共感への呼びかけ
創作や表現の価値を疑われたとき
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絶対に発見されない犯罪というのは不可能でしょうか。僕は随分可能性があると思うのですがね。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
問い、興奮
犯罪や探偵について議論しているとき
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『D坂の殺人事件』を見る
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人間は誰でも猛獣使であり、 その猛獣に当るのが、 各人の性情だという。
中島敦「山月記」(1942)
自覚
自分をコントロールできないとき
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女の姿は花びらにすかされ花びらのようにすきとおりそして何もなくなってしまいました。
坂口安吾「桜の森の満開の下」(1947)
喪失、幻想、美
愛するものが消えていくとき
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『桜の森の満開の下』を見る
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「おれと同じ一人ぼっちの兵十か。」
新美南吉「ごんぎつね」(1932)
共感、寂しさ
自分と同じ孤独を抱える人を見つけたとき
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吾輩は頭をもって活動すべき天命を受けてこの娑婆(しゃば)に出現したほどの古今来(ここんらい)の猫であれば、非常に大事な身体である。
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
誇り, 自己主張
自分の価値を社会に認めさせたいとき
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二人は泣きました。泣いて泣いて泣いて泣きました。
宮沢賢治「注文の多い料理店」(1924)
恐怖
どうしようもなくなって泣くしかないとき
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村人の永住の地を去らんとする者とかりそめに入りこみたる旅人とまたかの悠々たる霊山とを黄昏は徐に来たりて包容し尽したり。
柳田国男「遠野物語」(1910)
切なさ、孤独、静寂
人生の過渡期にあるとき、どこにも属さない気持ちになったとき
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正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
宮沢賢治「農民芸術概論綱要」(1926)
畏敬
自分の存在の小ささと大きさを同時に感じたとき
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学問するには、その志を高遠にせざるべからず。飯を炊き、風呂の火を焚くも学問なり。天下の事を論ずるもまた学問なり。されども一家の世帯は易くして、天下の経済は難し。
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
決意
学問の道を志すとき、自分の人生の目標について考えるとき
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真理はあらゆる人によって承認さるべき要求を含んでいる。
三木清「哲学入門」(1940)
厳粛
正しさについて考えたいとき
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私の様な醜い、そして気の弱い男は、明るい、光明の世界では、いつもひけ目を感じながら、恥かしい、みじめな生活を続けて行く外に、能のない身体でございます。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
絶望, 自己否定
自分の居場所を失い、現実世界での自分の価値を認識できないとき
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