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女生徒
太宰治(1939年)
約80分
32,135字
あらすじ — 14歳の少女の、ある一日の内側
ある朝、目覚めた少女の一日をまるごと描いた作品。学校に行き、友達と話し、夕焼けを見て、夜ひとりで洗濯をする。ただそれだけの一日なのに、少女の頭の中では世界が何回もひっくり返っている。自分が嫌いで、でも自分を好きになりたくて、大人になるのが怖くて、でも子供のままではいられない。太宰治が女性読者の日記をもとに書いた、思春期の心の嵐をそのまま閉じ込めたような一篇。
この作品のひとふみ
幸福は一夜おくれて来る。 幸福は、――
太宰治
美しく生きたいと思います。
太宰治
いま、いま、いま、と 指でおさえているうちにも、 いま、は遠くへ飛び去って、 あたらしい「いま」が来ている。
太宰治
お茶がおいしいときにも、 きっとお父さんを思い出す
太宰治
朝は、いつでも自信がない。
太宰治
明日もまた、同じ日が来るのだろう。 幸福は一生、来ないのだ。 それは、わかっている。 けれども、きっと来る、 あすは来る、と信じて寝るのが いいのでしょう。
太宰治
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