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老妓抄
岡本かの子(1938年)
小説
約28分
16,985字
恋愛
孤独
あらすじ — 愛と夢の狭間で揺れる大人たち
元芸者の老妓と発明家志望の青年柚木、そして養女みち子が織りなす複雑な三角関係の物語。堅実な生活を求める老妓が柚木を支援するものの、現実と理想のギャップに悩む柚木は逃避を繰り返す。岡本かの子の繊細な心理描写で、大人の恋愛の切なさと人生の儚さを丁寧に描いた名作。昭和初期の東京を舞台に、それぞれが抱える想いが静かに交錯していく。
この作品のひとふみ
何人男を代えてもつづまるところ、たった一人の男を求めているに過ぎないのだね。
岡本かの子
彼女は真昼の寂しさ以外、何も意識していない。
岡本かの子
年寄の女に向って年齢のことを気遣うのなども、もう皮肉に気持ちがこずんで来た証拠だね
岡本かの子
自分等の年頃の青年にしては変態になったのではないかしらんとも考えた。
岡本かの子
私はそういうものを身近に見て、素直に死にたいと思う。
岡本かの子
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