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空っぽの記憶の中に、空っぽの私が生きている。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
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老夫妻にはそれが自分たちの新しい夢と善意とを裏書きするもののように思われた。
フランツ・カフカ「変身」(0)
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人生には理屈をもって説き得られぬことがたくさんある。
新渡戸稲造「自警録」(1916)
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住吉の神が導いてくださるのについて、早くこの浦を去ってしまうがよい。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(13 明石)」(1914)
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天命は天命のままに受け取って、静かに忍従するところに道がある。
下村湖人「論語物語」(1938)
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借金を返しちまったら。あなた、おかみさんにしてくれない。
永井荷風「濹東綺譚」(1937)
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「いき」の研究は民族的存在の解釈学としてのみ成立し得るのである。
九鬼周造「「いき」の構造」(1930)
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春みじかし何に不滅ふめつの命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
与謝野晶子「みだれ髪」(1901)
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「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「「いき」の構造」(1930)
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足あり、仁王の足の如し。足あり、他人の足の如し。
正岡子規「病床六尺」(1902)
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西洋でもない、日本でもない、珍らしいところでした。
小泉節子「思い出の記」(1908)
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誰か僕の眠っているうちにそっと絞め殺してくれるものはないか?
芥川龍之介「歯車」(1927)
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おれは食欲があるが、あんなものはいやだ。
フランツ・カフカ「変身」(0)