いいねえ。富士は、やつぱり、 いいとこあるねえ。 よくやつてるなあ。
太宰治富嶽百景」(1939)
安らぎ不器用な人を応援したいとき
たった一人の寝がえりものは、三百人の命を殺すということを知らなければならない。
小林多喜二蟹工船」(1929)
怒り, 決意団結の重要性を痛感したいとき
大名の命も人足の命も、命の重きは同様なり。豪商百万両の金も、飴やおこし四文の銭も、己がものとしてこれを守るの心は同様なり。
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
決意身分制度による不公正さに怒り、真の平等について考えたいとき
お墓のなかで坊っちゃんの来るのを楽しみに待っております
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
切なさ大切な人の死を受け入れ、自分の人生の終わりについて考えるとき
私は十五歳で学問に志した。三十歳で自分の精神的立脚点を定めた。四十歳で方向に迷わなくなつた。五十歳で天から授かった使命を悟った。
下村湖人現代訳論語」(1949)
感銘自分の成長が実感できず焦っているとき
生れ出づる悩みを持つ者は、 その悩みの故に高い。
有島武郎生れ出づる悩み」(1918)
希望自分の苦しみに意味を見出したいとき
戒めは破られた。 しかし丑松の心は 不思議に晴れやかであった。
島崎藤村破戒」(1906)
解放重荷を下ろした瞬間
ソシテワスレズ
宮沢賢治雨ニモマケズ」(0)
責任感一度理解したことを大事にしたいとき
ぼくはもう何か喰べたくて倒れそうなんだ。
宮沢賢治山越え」(1921)
切実さ, 疲労空腹で限界を感じているとき
けれども、さっき一ぺん紙くずのようになった二人の顔だけは、 東京に帰っても、お湯にはいっても、 もうもとのとおりになおりませんでした。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
切なさ怖い経験のあとが消えないとき
問題の大小をも弁(わきま)えず、その力を用いるところ当(とう)を失えりという人あらば如何(いかん)。
柳田国男遠野物語」(1910)
孤独自分の未熟さを自覚しているのに行動せざるを得ないとき
もしこの二人の物理学者が彼等のすべての器械を用いて、一人は静止せる実験室のなかで、もう一人は汽車のなかで、すべての自然法則を研究するならば、汽車が動揺せずに一様に走る限り、彼等は全く同じ自然法則を見出すでありましょう。
アインシュタイン相対性理論」(1916)
知的興奮物理学の面白さに触れたいとき
私はこれからは、人間らしい、正直な暮しをするつもりです。
芥川龍之介杜子春」(1920)
決意、希望自分らしい生き方を見つけたとき
つまり卒業はお前に取ってより、このおれに取って結構なんだ。解ったかい
夏目漱石こころ」(1914)
切なさ, 愛情親の死を覚悟した父の真摯な思いを初めて理解するとき
学問をさせると人間がとかく理屈っぽくなっていけない
夏目漱石こころ」(1914)
悲しみ, 断絶親と子の価値観が相容れないと感じたとき
桜の森の満開の下の秘密は誰にも今も分りません。あるいは「孤独」というものであったかも知れません。
坂口安吾桜の森の満開の下」(1947)
孤独、余韻答えのない問いと向き合うとき
蛭(ひる)が降るのです。木の枝から、雨のように蛭が降って来る。
泉鏡花高野聖」(1900)
恐怖逃げ場のない恐怖に直面したとき
小事、小事が大事だ! こういう小事が、往々万事を打ちこわすのだ……
ドストエフスキー罪と罰」(0)
決意計画遂行への不安が押し寄せたとき
名人紀昌は終に弓を手にしなくなった。
中島敦名人伝」(1942)
超越、静寂何かを極めた先にあるものを知りたいとき
世に在ること一日ならば、一日の好人と做るを要す
新渡戸稲造自警録」(1916)
清々しさ人生を大きく変えたいけど何から始めればいいかわからないとき