もどる
あの気詰りな丸善も 木っ端微塵だろう
梶井基次郎「檸檬」
背景解説
レモンを丸善に置いたまま出ていく。そしてそれが爆弾で、10分後に丸善が大爆発する妄想をする。この爽快感がすごい。鬱々とした物語の最後に、こんなパンクな想像力が炸裂する。破壊衝動と芸術は紙一重。梶井の狂気が最も美しく光る瞬間。
レモン一個の爆弾で、日常を吹き飛ばせ。
あらすじを見てみる →
本文を読む →
『檸檬』の他のひとふみ
えたいの知れない不吉な塊が 私の心を始終圧えつけていた。
梶井基次郎
あのびいどろの味ほど 幽かな涼しい味があるものか
梶井基次郎
檸檬の冷たさは たとえようもなくよかった。
梶井基次郎
その檸檬の色彩は ガチャガチャした色の階調を ひっそりと紡錘形の中へ 吸収してしまって
梶井基次郎
私はこの想像を熱心に続けた。
梶井基次郎
← ホームに戻る