私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいもののために走っているのだ。
太宰治走れメロス」(1940)
清い者は清く、濁れる者は濁ったままで暮して行くより他はない。
太宰治畜犬談」(1939)
桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。
太宰治葉桜と魔笛」(1939)
われ、山に向かって、目を上げる。
太宰治魚服記」(1933)
自分には、人間の生活というものがよくわからないのです。
太宰治人間失格」(1948)
男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と、戦ってばかりいるのです。
太宰治ヴィヨンの妻」(1947)
朝御飯が一番おいしくなるようにならなければ
太宰治斜陽」(1947)
私の新体制も、ロマンチシズムの発掘以外にはないようだ。
太宰治畜犬談」(1939)
青春というものは、ずいぶん大事なものなのよ。
太宰治葉桜と魔笛」(1939)
朝、食堂でスープを一さじ、すっと吸ってお母さまが、「あ」と微かな叫び声をあげられた。
太宰治斜陽」(1947)
富士の頂角(ちょうかく)について、広重(ひろしげ)の富士は八十五度、文晁(ぶんてう)の富士も八十四度くらい。
太宰治富嶽百景」(1939)