一刻も早く自分の過去から逃れたかった。彼は、自分自身からさえも、逃れたかった。
菊池寛「恩讐の彼方に」
背景解説
やばい恋人と付き合ってて「この人マジで金のことしか考えてない...」って気づいた瞬間の絶望感、分かる?市九郎はもう自分の犯罪者人生も、金に目がくらんだ恋人も、全部が嫌になって逃げ出したくなったんだ。でも一番辛いのは、そんな状況を選んだ「自分自身」からも逃げたいって思っちゃうこと。
でもこの後、市九郎が選んだ「逃げ道」が、まさかの日本文学史に残る感動ストーリーの始まりだったなんて...
あらすじを見てみる →本文を読む →
『恩讐の彼方に』の他のひとふみ
「逃避」が響くひとふみ
← ホームに戻る