良平はとうとう泣き出した。 しかし足だけは止めなかった。
芥川龍之介トロッコ
背景解説
ここがこの物語のクライマックス。泣いてる。でも止まらない。八歳の子どもが見せる、ギリギリの勇気。これって大人の世界でも同じで、泣きながらでも止まれない場面ってあるよね。芥川はこの二文で、人間の強さと弱さの両方を完璧に描いた。
泣きながら走る少年の姿に、自分を重ねてしまう。
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