すると侍が、すらりと刀を抜いて、お母さんと子どもたちの前にやってきました。
新美南吉飴だま」(1943)
恐怖平穏だった状況が一変して危険を感じたとき
有明の君は短い夢のようなあの夜を心に思いながら、悩ましく日を送っていた
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(08 花宴)」(1914)
恋慕忘れられない一夜を思い返すとき
注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々耐えて下さい。
宮沢賢治山越え」(1921)
不安違和感を感じ始めたとき
子供よりも親が大事。
太宰治魚服記」(1933)
虚勢自分を守るために強がりたいとき
真上からたたきのめされて、下の漁夫の首が胸の中に、杭(くい)のように入り込んでしまった。
小林多喜二蟹工船」(1929)
驚愕理不尽な現実を客観視したとき
どんな犠牲を払っても、ああここだという掘り当てるところまで行ったらよろしかろうと思うのです。
夏目漱石私の個人主義」(1914)
希望諦めずに努力を続けようと決めたとき
愚か者と見える。名はわしがつけてやる。姉は病気を垣衣、弟は忘れ草を萱草だ。
森鷗外高瀬舟」(1916)
怒り人間の尊厳を完全に奪われたとき
こんなよい月を一人で見て寝る
尾崎放哉尾崎放哉選句集」(1926)
切なさ美しい夜に誰かと一緒にいたいとき
こうして変わらない愛をかける源氏に真心から信頼している様子に同情がされた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(23 初音)」(1914)
慈愛相手の欠点を受け入れるとき
ただ、一切は過ぎて行きます。
太宰治人間失格」(1948)
諦念全てを受け入れ、諦めの境地に達したとき
流転の相はこの通りだ。昼となく夜となく流れてやまない。
下村湖人現代訳論語」(1949)
無常時の流れを感じるとき
求婚者を多数に持つ女の中の模範的な女だと源氏と内大臣は玉鬘を言っていたそうである。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
無常自分の価値を客観視するとき
他の人の行くことを嫌うところへ行け。他の人の嫌がることをなせ
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
覚悟困難な道を選ぶ勇気が必要なとき
お手々が冷たい、お手々がちんちんする
新美南吉でんでんむしのかなしみ」(1935)
切なさ手の痛みを親に訴えるとき
僕の責任は四分の一だけだ。
芥川龍之介或阿呆の一生」(1927)
諦念人生の責任について問い詰められたとき
死んだ気で生きていこうと決心しました。
夏目漱石こころ」(1914)
諦め絶望の底にいるとき
このような話を聞き、このような場所を見てきた後、これを人に語りたがらない者が果たしているだろうか。
柳田国男遠野物語」(1910)
好奇心感動した体験を誰かに伝えたいとき
天から降ったか、地から湧いたか。
夢野久作ドグラ・マグラ」(1935)
ユーモア自分の出自が全くわからない状況を客観視したとき
我輩は新年来多少有名になったので、猫ながらちょっと鼻が高く感じられる
夏目漱石吾輩は猫である」(1905)
得意評価されたとき
教育者はつらいものだ。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
哀愁理想と現実のギャップを感じたとき