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絶好のチャンスですぜ。猟奇的ですぜ。檀那。
永井荷風「濹東綺譚」
背景解説
昭和初期の東京下町で、怪しげな客引きが主人公をヤバい場所に誘っている超リアルなシーン。「猟奇的」って単語をサラッと使ってくる客引きのセールストークが、なんか現代のキャッチセールスみたいでめっちゃ生々しい。荷風の描く大人の世界って、想像以上にドロドロしてて面白いんだよね。
で、主人公はこの怪しすぎる誘いに乗っちゃうの?それとも逃げるの?
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わたくしはほとんど活動写真を見に行ったことがない。
永井荷風
おや、入らっしゃいまし。
永井荷風
つくづく自動車はいやだ。今日はすんでの事に殺されるところさ。
永井荷風
檀那、そこまで入れてってよ。
永井荷風
わたし雷さまより光るのがいやなの。
永井荷風
こんな処にいるけれど、世帯持は上手なのよ。
永井荷風
借金を返しちまったら。あなた、おかみさんにしてくれない。
永井荷風
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