それらの幸福は、それが最も壊れやすいもので出来ているように見えながらも、どんな物の力でも打ちくだけそうになかった。
堀辰雄風立ちぬ
背景解説
壊れやすいのに壊せない幸福。矛盾してるようで、実はこれが真理なんだよね。シャボン玉みたいに消えそうなのに、何者にも壊せない。二人の愛が持つ不思議な強度。堀辰雄の文章力がここに凝縮されてる。はかなさと強さが同居する、日本文学の真骨頂。
一番はかないものが、一番壊れない。
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