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恥の多い生涯を送って来ました。
太宰治「人間失格」(1948)
孤独
自分の人生を振り返るとき
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駄目よ、譲治さんは!そんな気の弱いことを云っているから駄目なのよ。ダンスなんて云うものは、稽古ばかりじゃいくらやったって上手になりッこありゃしないわよ。人中へ出てずうずうしく踊っているうちに巧くなるものよ
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
決意
失敗を恐れて一歩を踏み出せない者に背中を押してほしいとき
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閻魔大王はにやにや笑いながら、何か又ほかの鬼どもに命令をしました。するとその鬼どもに引き立てられて、地獄の罪人が二人、息も絶え絶えに彼の前へやって来ました。――その罪人を一目見た時、杜子春は思わず声を立てそうになりました。なぜと云えばその二人の罪人は、外でもない彼の父と母とだったからです。
芥川龍之介「杜子春」(1920)
衝撃、悲しみ
最も大切な人が傷つけられるのを目の当たりにするとき
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もしわれわれが文明国たるためには、血なまぐさい戦争の名誉によらなければならないとするならば、むしろいつまでも野蛮国に甘んじよう。
岡倉天心「茶の本」(1906)
痛快
「強さ」の意味を考えたいとき
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きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写して誰にか見せむ。
森鷗外「舞姫」(1890)
虚無感、不安定さへの気づき
自分の変わりやすさに気づいたとき
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しかし君は描かずにはいられなかった。 描くことが君の呼吸であった。
有島武郎「生れ出づる悩み」(1918)
情熱
どうしてもやめられないことがあるとき
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この責任のみは自分が負わねばならぬなり。
柳田国男「遠野物語」(1910)
決意
批判や非難を受けたとき
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トロメライ、ロマチックシューマン作曲。 弾いてごらんなさい。
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」(1934)
好奇心
思いがけない相手から教わるとき
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「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは。」
新美南吉「ごんぎつね」(1932)
悲しみ、後悔、衝撃
真実を知ったのが遅すぎたとき
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ああ、かぶとむしや、 たくさんの羽虫が、 毎晩僕のお口のなかにはいる。
宮沢賢治「よだかの星」(1934)
罪悪感
自分の存在に罪悪感を覚えたとき
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ああ飛んでもない! 己はほんとに大変な女を逃がしてしまった
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
後悔と絶望
失ってから初めてその大切さに気づいたとき
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くるくるまわって、それからどたっと倒れるだろうねえ。
宮沢賢治「山越え」(1921)
残酷性、無感覚さ
生き物の死を美化し、快感として語られるのを聞いたとき
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野暮は垣根の外がまへ、三千楼の色競べ、意気地くらべや張競べ
九鬼周造「「いき」の構造」(1930)
粋
かっこよさの本質を知りたいとき
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平常から、犯罪だ探偵だと、議論丈は却々一人前にやってのける私だが、さて実際に打っつかったのは初めてだ。手のつけ様がない。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
無力感、現実への直面
理想と現実のギャップに気づいたとき
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私はお前たちに何を遺してやったらいいかを考えた。お前たちの生涯の伴侶として何が一番役に立つかを考えた。
有島武郎「小さき者へ」(1918)
慈愛
子どもに何を残せるか考えるとき
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人民もし暴政を避けんと欲せば、すみやかに学問に志しみずから才徳を高くして、政府と相対し同位同等の地位に登らざるべからず。これすなわち余輩の勧むる学問の趣意なり。
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
希望
現状に不満を感じているが、どう変わればいいか分からないとき
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「臍(へそ)の奥だよ」
夏目漱石「夢十夜」(1908)
神秘性, 不気味さ, 驚き
現実と非現実の境界が曖昧になるとき
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人間は吾身が怖ろしい悪党であると云う事実を徹骨徹髄に感じた者でないと苦労人とは云えない。
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
恐怖、覚悟、決意
自分の本質と向き合いたいとき、本当の成長を求めるとき
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松野はそのとき、みんなを呼べばよかったのです。でも、彼は手がらをひとりじめにしたかったのでしょう。他人の力を借りないで、そのうたがいをはらしてみようと思いました。
江戸川乱歩「怪人二十面相」(1936)
葛藤、後悔の予感
自分の判断が危険かもしれないと気づくとき
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お墓のなかで坊っちゃんの来るのを楽しみに待っております
夏目漱石「坊っちゃん」(1906)
切なさ
大切な人の死を受け入れ、自分の人生の終わりについて考えるとき
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