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こう云う風に、幾晩となく母が気を揉んで、夜の目も寝ずに心配していた父は、とくの昔に浪士のために殺されていたのである。
夏目漱石「夢十夜」(1908)
悲しみ
絶望を知りたいとき、無意味な努力について考えるとき
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君よ、つよく生きよ。
有島武郎「生れ出づる悩み」(1918)
激励
自分の道を信じたいとき
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君よ、自棄するなかれ。 世に生れ出づる悩みを 持てるものは幸いなるかな。
有島武郎「生れ出づる悩み」(1918)
祝福
もう諦めそうになったとき
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きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写して誰にか見せむ。
森鷗外「舞姫」(1890)
虚無感、不安定さへの気づき
自分の変わりやすさに気づいたとき
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こんな立派な奥さんがあるのに、どうして大谷さんは、あんなに、ねえ
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
切なさ、悲しみ
自分の人生の失敗や堕落を突きつけられたとき
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落葉の音と自分の足音とのほかには何の音もなく、 非常な静かさが四辺を領していた。
国木田独歩「武蔵野」(1898)
静寂
一人で静かな場所を歩いているとき
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「めおとで食べたら 御利益がありまっせ」 と言われて、二人は善哉を頼んだ。 甘い善哉が、 二人の口に沁みた。
織田作之助「夫婦善哉」(1940)
幸福
小さな幸せを噛みしめるとき
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ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
孤独, 悲しみ, 自己否定
自分の存在を誰からも認められていないと感じるとき
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行け。勇んで。小さき者よ。
有島武郎「小さき者へ」(1918)
激励
背中を押してほしいとき
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云わば細長い腸詰めのような物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下っているのである。
芥川龍之介「鼻」(1916)
衝撃、違和感、不気味さ
自分の外見や身体的な特徴に悩むとき
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俺にだって嬶(かかあ)や子供はいるんだで
小林多喜二「蟹工船」(1929)
怒り, 尊厳
同僚の不道徳な行為を目撃し、自分も同じ人間であることを主張したいとき
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世間の普通の人の身の上に何が起るか。大抵の人は借金をしたり、物を売りとばしたりして暮している。そうして何時までたっても楽にならない。それはいつも先の事を苦にして、今日の一日を楽しまないからではあるまいか。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
気づき、共感
将来の不安に押しつぶされそうなとき
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お前たちの中には母上の血が流れている。母上は決して死んではいない。
有島武郎「小さき者へ」(1918)
希望
大切な人を亡くしたけれど前を向きたいとき
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私達はそんな幸福の中にいつまでもいた。
堀辰雄「風立ちぬ」(1938)
幸福
かけがえのない時間を過ごしているとき
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私は今の私を恥ずかしいとは思わない。然し満足しているとも思わない。
有島武郎「小さき者へ」(1918)
誠実
自分の不完全さを認めるとき
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ああ、暑、暑! どうだった、譲治さん、あたしの踊るのを見ていた?
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
喜び
自分の成功を確認したいとき
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隠すということは、 自分で自分を 殺すということだ。
島崎藤村「破戒」(1906)
苦悩
本当の自分を出せないとき
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君、あの女には、もう返したのか 「いいや」 「いつまでも借りておいてやれ」
夏目漱石「三四郎」(1908)
切なさ、逆説的な喜び
恋する相手との関係を深めたいとき、純粋な気持ちを複雑に感じるとき
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努力は一である。併し之を察すれば、おのづからにして二種あるを觀る。一は直接の努力で、他の一は間接の努力である。
幸田露伴「努力論」(1912)
発見
努力しても成果が出ないとき
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これが一生さ。これがおれの晩年の安らぎさ
フランツ・カフカ「変身」(0)
絶望, 諦念
人生の無意味さに直面したとき
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