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フィロソファーとは愛知者という語義だという。
倉田百三「愛と認識との出発」(1921)
発見,感動
学問の本質について考えを深めるとき
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この手紙があなたの手に落ちる頃には、私はもうこの世にはいないでしょう。とくに死んでいるでしょう。
夏目漱石「こころ」(1914)
悲しみ, 孤独, 静寂
人生の終わりに直面するとき
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愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
責任感、緊張感
自分たちの行動が社会を形作ることに気づくとき
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母さんの言ったことは嘘だな。人間はちっとも恐かないや。
新美南吉「手袋を買いに」(1943)
安心、発見
怖いと思っていたものが実は怖くなかったとき
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おれはもうこうしたことのすべてを我慢できなくなるだろう
フランツ・カフカ「変身」(0)
絶望、限界
自分の部屋から動けず、大切なものが次々と持ち出されていくのを見守るしかないとき
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多くの人々は一度もほんとうの自分にめぐりあわずに死んでいっているともいえるのである。
中井正一「美学入門」(1941)
悲しみ,寂しさ
自分の人生を振り返るとき
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三四郎は往来のまん中でまっ赤になってうつむいた。
夏目漱石「三四郎」(1908)
恥辱, 怒り, 屈辱
自分に対する美禰子の言動を後になって悪く解釈し、愚弄されたことに気づいたとき
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この世の中はけっして悪魔が支配する世の中にあらずして、神が支配する世の中であることを信ずることである
内村鑑三「後世への最大遺物」(1897)
希望
世の中が悪い方向に進んでいると感じたとき
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どんな人間にだって、よしんばただのひとところだけでも、他人(ひと)からいたわってもらえるところがなくちゃなりませんからな!
ドストエフスキー「罪と罰」(0)
切なさ
自分の惨めさを認識しながらも、人間らしい尊厳を求めるとき
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ただ、一さいは過ぎて行きます。
太宰治「人間失格」(1948)
安らぎ
すべてを諦めたとき
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ほとんど、忘れようとしていたある感覚が、再び内供に帰って来たのはこの時である。
芥川龍之介「鼻」(1916)
切なさ、喜び
苦しみから一時的に解放された喜びが、再び現実に直面するとき
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前の時間が、そのまま流れているのは、滞っているのである。
中井正一「美学入門」(1941)
驚き,気づき
時間について深く考えるとき
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その皺だらけに痙攣った横顔を眺めながら、私は煙に捲かれたように茫然となっていた。今朝から私の周囲にゴチャゴチャと起って来る出来事が、何一つとして私に、新らしい不安と、驚きとを与えないものは無い……しかも、それに対する若林博士の説明が又、みるみる大袈裟に、超自然的に拡大して行くばかりで、とても事実とは思えない
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
戸惑い、孤立感、現実喪失
自分の身の上に起こったとは思えない事態の説明を聞かされているとき
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いろいろ注文が多くて うるさかったでしょう。 お気の毒でした。 もうこれだけです。
宮沢賢治「注文の多い料理店」(1924)
恐怖
安心させる言葉が一番怖いとき
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『私あの有様見ました、心痛いです。今日もう面白くないです。もう切るないとあなた頼み下され』
小泉節子「思い出の記」(1908)
悲しみ、失望、無力感
美しいと信じていたものが壊される瞬間を目撃したとき
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弓?と老人は笑う。
中島敦「名人伝」(1942)
困惑,覚醒
自分の技術が完全に否定されたとき
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弟の喜三郎は病気で働けなくなって、兄に世話をかけているのが辛くて辛くてたまらなかったのだそうである。そこで兄の留守に剃刀(かみそり)を出して自分の咽(のど)を切ったのである。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
衝撃、悲しみ
誰かの苦しみに気づけなかった自分を責めるとき
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参謀本部編纂の地図をまた繰開いて見るでもなかろう、と思ったけれども、余りの道の険しさに、つい手が出た。
泉鏡花「高野聖」(1900)
不安
未知の道に踏み出す不安を感じたとき
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野暮は垣根の外がまへ、三千楼の色競べ、意気地くらべや張競べ
九鬼周造「「いき」の構造」(1930)
粋
かっこよさの本質を知りたいとき
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併し、あの電燈を消したのが犯人だとすれば、スイッチにその指紋が残っていなければなりません。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
決意
論理的な推理で相手を追い詰めたいとき
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