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学問のすすめ
福沢諭吉(1872年)
約232分
92,818字
あらすじ — 天才も凡人も同じスタート。あとは自分次第。
江戸時代の大ベストセラー『学問のすすめ』は、「すべての人間は平等」という衝撃的な主張からスタート。実用的な勉強、独立心、人間関係まで、人生を豊かにするための思考法を語りかけてくれます。150年前の本とは思えないほど、今の若者にも響く「自分らしく生きるための処方箋」です。
この作品のひとふみ
人は生まれながらにして貴賤・貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。
福沢諭吉
天は富貴を人に与えずして、これをその人の働きに与うるものなり
福沢諭吉
自由とわがままとの界(さかい)は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり。
福沢諭吉
身も独立し、家も独立し、天下国家も独立すべきなり。
福沢諭吉
人の貴きにあらず、国法の貴きなり。
福沢諭吉
愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。
福沢諭吉
文字を読むことのみを知りて物事の道理をわきまえざる者はこれを学者と言うべからず。いわゆる「論語よみの論語しらず」とはすなわちこれなり。
福沢諭吉
これらの人物はただこれを文字の問屋と言うべきのみ。その功能は飯を食う字引に異ならず。国のためには無用の長物、経済を妨ぐる食客と言うて可なり。
福沢諭吉
大名の命も人足の命も、命の重きは同様なり。豪商百万両の金も、飴やおこし四文の銭も、己がものとしてこれを守るの心は同様なり。
福沢諭吉
人民もし暴政を避けんと欲せば、すみやかに学問に志しみずから才徳を高くして、政府と相対し同位同等の地位に登らざるべからず。これすなわち余輩の勧むる学問の趣意なり。
福沢諭吉
学問するには、その志を高遠にせざるべからず。飯を炊き、風呂の火を焚くも学問なり。天下の事を論ずるもまた学問なり。されども一家の世帯は易くして、天下の経済は難し。
福沢諭吉
豈ただ数巻の学校本を読み、商となり工となり、小吏となり、年に数百の金を得てわずかに妻子を養いもってみずから満足すべけんや。こはただ他人を害せざるのみ、他人を益する者にあらず。
福沢諭吉
国の言葉はその国に事物の繁多なる割合に従いて、しだいに増加し、毫(ごう)も不自由なきはずのものなり。何はさておき今の日本人は今の日本語を巧みに用いて弁舌の上達せんことを勉むべきなり。
福沢諭吉
およそ人心の働き、これを進めて進まざるものあることなし。その趣は人身の手足を役(えき)してその筋を強くするに異ならず。
福沢諭吉
人類多しといえども、鬼にもあらず蛇にもあらず、ことさらにわれを害せんとする悪敵はなきものなり。
福沢諭吉
人にして人を毛嫌いするなかれ。
福沢諭吉
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