君、明智君、僕のいう意味が分るでしょう。動かぬ証拠が君を指さしているのですよ。
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
真の懐疑家はソフィストではなくてソクラテスであった。
三木清人生論ノート」(1941)
人生は何事もしないには余りに長いが、何事かをするには余りに短い。
中島敦山月記」(1942)
妙な偶然ですね。ちょうどその事を話していた時に、こんな報道に接するとは
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
自分が消えてしまわなければならないのだという彼の考えは、おそらく妹の意見よりももっと決定的なものだった。
フランツ・カフカ変身」(0)
私は策略で勝っても人間としては負けたのだ
夏目漱石こころ」(1914)
指導者は全部、無学であった。常識のレベルにさえ達していなかった。
太宰治黄金風景」(1939)
この世界に、論理の通らない世界のあること。
中井正一美学入門」(1941)
上手なはずだ。人間ではない、人魚が描いたのだもの。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
お前さんは真っ先に私の肥料になったんだねえ
谷崎潤一郎刺青」(1910)
わたしはくちびるにべにをぬって、あたらしい白樺の幹に接吻した。
萩原朔太郎月に吠える」(1917)
「生」において、「美」は死滅する。しかし、「芸術」においては、死滅しない。
レオナルド・ダ・ヴインチレオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)
なぜ女王を宮中へ入れるようなよけいなことを自分は考えついてお心を悩ます結果を作ったのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(17 絵合)」(1914)
前にはあのようにあからさまには笑わなかった。
芥川龍之介」(1916)
嘉十は本当に自分の耳を疑いました。
宮沢賢治やまなし」(1923)