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もうあとへは退けない気になっていて、再び情火を胸に燃やしながら心をこめた手紙を続いて送っていた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(20 朝顔)」(1914)
執着 →
恋が叶わない相手への想いが抑えられないとき →
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そしたら、母ちゃんは、びっこを引いてゆっくり行きましょう
新美南吉「狐」(1943)
慈愛 →
無条件の愛を感じたいとき →
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神様は、きっとどこかで見ています。
太宰治「葉桜と魔笛」(1939)
希望 →
絶望的な状況でも希望を失いたくないとき →
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女というものはうるさがらずに人からだまされるために生まれたものなんですね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(25 蛍)」(1914)
諦観 →
恋に悩んでいるとき →
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明治の木にはとうてい仁王は埋まっていないものだと悟った
夏目漱石「夢十夜」(1908)
諦念 →
理想と現実の違いに直面したとき →
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恐ろしいジレンマです。
アインシュタイン「相対性理論」(1916)
恐怖 →
物理学の基本原理が矛盾するとき →
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武蔵野を除いて日本にこのような所がどこにあるか。
国木田独歩「武蔵野」(1898)
郷土愛 →
故郷や愛する土地について語るとき →
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空っぽの記憶の中に、空っぽの私が生きている。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
無常 →
人生の虚無感に襲われたとき →
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底のきれいでない水に映る月は曇らないはずはないのだからね
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(26 常夏)」(1914)
皮肉 →
人の過去の行いを振り返るとき →
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俺は世の中を駆けて通った。そしてあらゆる歓楽を、髪を掴んで引き寄せるようにした。
ゲーテ「ファウスト」(1808)
激情 →
人生を振り返って生き方を語るとき →
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およそ人間が滅びるのは、地球の薄皮が破れて空から火が降るのでもなければ
泉鏡花「高野聖」(1900)
畏怖 →
世界の終わりを想像するとき →
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窮屈な境遇の源氏はこうした山歩きの経験がなくて、何もかもみな珍しく面白く思われた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
解放感 →
日常の息苦しさから逃れたいとき →
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真の懐疑家はソフィストではなくてソクラテスであった。
三木清「人生論ノート」(1941)
畏怖 →
知的誠実さとは何かを考えるとき →
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熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より頭の中の方が広いでしょう
夏目漱石「三四郎」(1908)
覚醒 →
汽車で見知らぬ男と会話するとき →
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これがおばあさまか、これがお父さんか、お母さんかと驚くほどにみんな変わっていた。
有島武郎「生れ出づる悩み」(1918)
驚き →
非常事態で身近な人の別の面を見たとき →
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しらじらと夜が明けていたのである。
太宰治「朝」(1947)
安堵 →
長い夜がようやく終わったとき →
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我々人間は正義とか人道とかいうことを真面目に思う、しかし河童はそんなことを聞くと、腹をかかえて笑い出すのです。
芥川龍之介「河童」(0)
皮肉 →
常識や正義について疑問を感じているとき →
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私は、お前方から指一本指される身じゃあない。
宮本百合子「貧しき人々の群」(1916)
憤怒 →
プライドが傷つけられたとき →
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自分の中にある偉大なものの小ささを感じることのできない人は、他人の中にある小さなものの偉大さを見逃しがちである。
岡倉天心「茶の本」(1906)
省察 →
他人を見下してしまいそうなとき →
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思わせぶりをしなくてもいいじゃないか。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(06 末摘花)」(1914)
切なさ →
相手の奥ゆかしさに興味を持ったとき →
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