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ただもう、無性(むしょう)にわなをしかけてみたくなったのです。
江戸川乱歩「怪人二十面相」
背景解説
怪人二十面相という謎めいた敵に立ち向かう小学生の壮二君が、大人みたいに頭で考えるんじゃなくて、純粋に「家族を守りたい!」という気持ちだけで行動しちゃう瞬間なんです。子どもならではの無邪気さと、それでもどうにかして役に立ちたいという勇気がぎゅっと詰まったセリフで、思わず応援したくなっちゃいます。
でも、その無謀な罠が、本当に怪人二十面相を追い詰めることになるんじゃないか…?
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『怪人二十面相』の他のひとふみ
いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。
江戸川乱歩
血がきらいなのです。
江戸川乱歩
あいつは、その時とばあいによって、どんな手段でも考えだす知恵を持っているのです。
江戸川乱歩
ハハハ……、二十面相は童話の中の魔法使いです。だれにでもできないことを、実行してみせるのです。
江戸川乱歩
ピストルはおもちゃだったのです。さいぜんから、おもちゃのピストルにおびえて、人を呼ぶこともできなかったのです。
江戸川乱歩
ちくしょうめ、やられたんです。あいつにやられたんです。
江戸川乱歩
それから、池の岸で、どんなことがおこったかは、しばらく読者諸君のご想像にまかせます。
江戸川乱歩
壮二君は今、拙宅のつめたい地下室にとじこめられて、暗やみの中でシクシク泣いております。
江戸川乱歩
ぼくは損害を賠償してもらう権利があります。そのためにご子息壮二君を人質としてつれてかえりました。
江戸川乱歩
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