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母さん狐はため息をつきました。「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら。」
新美南吉「手袋を買いに」
背景解説
母さんぎつねは昔、人間に怖い目に遭わされたことがある。だから人間を信じられない。でも子供のために手袋を買いたい。「人間はいいものかしら」を二回繰り返すところに、不安と期待が入り混じった母の気持ちが出てる。
この問いの答えは、物語の最後で明かされる。
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『手袋を買いに』の他のひとふみ
「このお手々にちょうどいい手袋下さい。」と云いました。帽子屋さんはおやと思いました。だってそれは人間の手でなくて狐の手だったからです。
新美南吉
帽子屋さんはなるほどと思いました。狐の手に合う手袋を出してやりました。
新美南吉
母さんの言ったことは嘘だな。人間はちっとも恐かないや。
新美南吉
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