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小事、小事が大事だ! こういう小事が、往々万事を打ちこわすのだ……
ドストエフスキー「罪と罰」
背景解説
犯罪を完璧に遂行しようとする主人公が、ちょっとした帽子の選択みたいな細かいディテールが全部台無しにするかもって気づく場面なんです。つまり、大きな野望ほど小さなミスが致命傷になるっていう、めっちゃ恐ろしい真理を描いてるわけ。完璧さへの執着が強すぎて、自分自身を追い詰めていく心理状態がめちゃくちゃ伝わってくる。
でもここからが問題で、そこまで細部に執着する人間が本当に完璧な犯行を実行できるのか—それとも、その執着こそが彼を破滅させるのか。
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『罪と罰』の他のひとふみ
いっさいの事は人間の掌中にあるんだが、ただただ臆病のために万事鼻っ先を素通りさせてしまうんだ
ドストエフスキー
小事、小事が大事だ! こういう小事が、往々万事を打ちこわすのだ
ドストエフスキー
『今からこんなにびくびくして、もしいよいよ実行という段になったら、いったいどうするのだ?……』
ドストエフスキー
『ああ、実に! なんという汚らわしい事だろう! いったい、いったいおれが……いや、これは無意味(ノンセンス)だ、これは愚にもつかぬことだ!』
ドストエフスキー
ああ、実に! なんという汚らわしい事だろう! いったい、いったいおれが……いや、これは無意味(ノンセンス)だ、これは愚にもつかぬことだ!
ドストエフスキー
どんな人間にだって、よしんばただのひとところだけでも、他人(ひと)からいたわってもらえるところがなくちゃなりませんからな!
ドストエフスキー
もうどこへも行く先がないという意味が、おわかりになりますかな? いや、これはまだあなたにゃわかりますまいよ……
ドストエフスキー
考えてるのよ!
ドストエフスキー
そうだ、一度にひと身上いるんだ
ドストエフスキー
お前が学資を続ける方法がないために、もう幾月も大学をやめてしまい、出稽古その他の口もなくなったと知った時、わたしの気持はどんなだったでしょう!
ドストエフスキー
あの子はわたしにさえも、余計な心配をさせまいと思って、しじゅう手紙のやりとりをしていながら、何一つ書いてよこさなかったくらいです。
ドストエフスキー
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