考えてるのよ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
決意自分の怠惰を指摘されて、それでも自分が何をしているのか問われたとき
猪子蓮太郎という人の名は、 丑松にとって 一つの光であった。
島崎藤村破戒」(1906)
希望自分と同じ境遇の人に出会ったとき
人の貴きにあらず、国法の貴きなり。
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
覚醒、価値転換身分や地位の本質について考えるとき
落葉の音と自分の足音とのほかには何の音もなく、 非常な静かさが四辺を領していた。
国木田独歩武蔵野」(1898)
静寂一人で静かな場所を歩いているとき
あなたばかりではありません。わたしの背中にも、悲しみはいっぱいです。
新美南吉でんでんむしのかなしみ」(1935)
驚き、連帯自分だけが苦しんでいると思っていたのに、同じ痛みを持つ人に出会ったとき
ああ、実に! なんという汚らわしい事だろう! いったい、いったいおれが……いや、これは無意味(ノンセンス)だ、これは愚にもつかぬことだ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
怒り・葛藤自分の思考の汚さに直面したとき
桜の花の返り咲き、長い旅の夢、松虫は皆何かヘルンの死ぬ知らせであったような気が致しまして、これを思うと、今も悲しさにたえません。
小泉節子思い出の記」(1908)
切なさ, 喪失感, 後悔失った人の死の予兆を後から気づいたとき
帽子屋さんはなるほどと思いました。狐の手に合う手袋を出してやりました。
新美南吉手袋を買いに」(1943)
優しさ、安堵予想外の優しさに出会ったとき
蹄の跡はいまだに岩の上に残っている。鶏の鳴く真似をしたものは天探女である。この蹄の痕の岩に刻みつけられている間、天探女は自分の敵である。
夏目漱石夢十夜」(1908)
悲しみ, 怒り裏切られた、最後に絶望を感じたいとき
僕はもう、あのさそりのように、 ほんとうにみんなの幸のためならば 僕のからだなんか 百ぺん灼いてもかまわない
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
覚悟誰かのために何かしたいとき
美しく生きたいと思います。
太宰治女生徒」(1939)
決意自分を変えたいと思ったとき
世間は常にお前たちの味方ではない事を心に銘じなければいけない。
有島武郎小さき者へ」(1918)
覚悟世の中の厳しさを知ったとき
小供に学問をさせるのも、好し悪しだね。せっかく修業をさせると、その小供は決して宅へ帰って来ない。これじゃ手もなく親子を隔離するために学問させるようなものだ
夏目漱石こころ」(1914)
切なさ, 後悔, 孤独親の愛情と子どもの将来についての葛藤を感じたとき
あの婦人は、今でも、あの山の中に、独り住んでいるのでございましょうか。
泉鏡花高野聖」(1900)
余韻終わった後も頭から離れないとき
クラムボンは死んだよ。
宮沢賢治やまなし」(1923)
恐怖、悲しみ無邪気な世界に突然死が侵入してくるとき
頭のいい人は見通しがきくだけに、あらゆる道筋の前途の難関が見渡される。そのためにややもすると前進する勇気を阻喪しやすい
寺田寅彦科学者とあたま」(1933)
気づき考えすぎて動けなくなったとき
ただあなたとわたしのように、こういっしょにいるところなんで、その場限りで面白味があるでしょう
夏目漱石草枕」(1906)
切なさ、諦観人生の意味や関係の本質について問われたとき
慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシヅカニワラッテヰル
宮沢賢治雨ニモマケズ」(0)
静寂、穏やかさ、達観人生の迷いや葛藤を感じているとき
富士には、月見草がよく似合ふ。
太宰治富嶽百景」(1939)
決意小さなものの中に美しさを見つけたとき
泣声を出す力さえなくなっているのでございましょう。ですからさすが大泥坊の陀多も、やはり血の池の血に咽びながら、まるで死にかかった蛙のように、ただもがいてばかり居りました。
芥川龍之介蜘蛛の糸」(1918)
絶望, 無力感どんなに強かった者も、究極の苦しみの前では無力になるとき