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いつまでも、いつまで経っても、夜が明けなければいい、と思いました。
太宰治「ヴィヨンの妻」
背景解説
貴族の娘なのに、無責任な息子の後始末を一人で抱え込む主人公の絶望感がこれ以上ない形で表現されてます。夜が明けることは現実に直面することだから、もう朝は来ないでほしいって願う心情は、心が折れてる状態を超えてる。
でもこの主人公、実は夜が明けた後にもっと衝撃的な決断をするんですよ。
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『ヴィヨンの妻』の他のひとふみ
私はこの子を銭湯に連れて行きはだかにして抱き上げて、あんまり小さく醜く痩せているので、凄しくなって、おおぜいの人の前で泣いてしまった事さえございました。
太宰治
けれどもその夜はどういうわけか、いやに優しく、坊やの熱はどうだ、など珍らしくたずねて下さって、私はうれしいよりも、何だかおそろしい予感で、脊筋が寒くなりました。
太宰治
こんな立派な奥さんがあるのに、どうして大谷さんは、あんなに、ねえ
太宰治
病気だ。病気なんだよ。以前はあれほどでもなかったんだが、だんだん悪くなりやがった
太宰治
人間の一生は地獄でございまして、寸善尺魔、とは、まったく本当の事でございますね。一寸の仕合せには一尺の魔物が必ずくっついてまいります。
太宰治
魔物がひとの家にはじめて現われる時には、あんなひっそりした、ういういしいみたいな姿をしているものなのでしょうか。
太宰治
もうとても黙って家の中におられない気持でした。
太宰治
謂わばおそろしい魔の淵(ふち)にするすると吸い寄せられるように
太宰治
自分のこのからだがアイスクリームのように溶けて流れてしまえばいい
太宰治
僕はね、キザのようですけど、死にたくて、仕様が無いんです。生れた時から、死ぬ事ばかり考えていたんだ。
太宰治
女には、幸福も不幸も無いものです。男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と、戦ってばかりいるのです。
太宰治
神がいるなら、出て来て下さい!
太宰治
そうして、その翌る日のあけがた、私は、あっけなくその男の手にいれられました。
太宰治
人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ
太宰治
神におびえるエピキュリアン
太宰治
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