生きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない
夏目漱石三四郎」(1908)
垢抜して(諦)、張のある(意気地)、色っぽさ(媚態)
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
哲学は常識の単なる延長でもなければ、科学の単なる拡張でもない。
三木清哲学入門」(1940)
ああ、この匂い……これはいつぞや、ダンスの教授のシュレムスカヤ伯爵夫人……
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
媚態とは、一元的の自己が自己に対して異性を措定し、自己と異性との間に可能的関係を構成する二元的態度である。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
まだ年がつり合わないなどと常識的に判断をなさって、失礼な申し出だとお思いになるでしょうか
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(05 若紫)」(1914)
類のないお人よしの、そして信頼のできる者は私で、他の男性のすることはそんなものでないことを経験なさったでしょう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(31 真木柱)」(1914)
お前は何をするのか、先ず日本一の大金持になって思うさま金を使ってみようと思います。
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
文学を専門的にまでやる人で長寿と幸福を二つとも揃って得ている人は少ない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(17 絵合)」(1914)
わたし雷さまより光るのがいやなの。
永井荷風濹東綺譚」(1937)
私たち、これから本当に生きられるだけ生きましょうね……
堀辰雄風立ちぬ」(1938)
虫が知らすとでも言うのか、何だかこう、傍見をしているすきに何か起きそうで、どうも外へ目を向けられなかった
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
そうとは言っても露骨に反感を見せたり、軽蔑的な態度をとったりすることのないのを源氏はうれしく思った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
私にもそうらしく思われて来ました。逃げて都へも行かれます。
森鷗外高瀬舟」(1916)
これが私たち親子が神さまからいただいた短い休息の期間であったとしても
太宰治斜陽」(1947)
こうなれば、もう誰も笑う者はないに違いない。
芥川龍之介」(1916)
努力は功の有無によって、これを敢えてすべきか否かを判断すべきものではない。
幸田露伴努力論」(1912)