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心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(04 夕顔)」(1914)
恋慕
何気ない日常で思いがけない美しさに心を奪われたとき
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上手なはずだ。人間ではない、人魚が描いたのだもの。
小川未明「赤い蝋燭と人魚」(1921)
驚き
才能の源泉を知ったとき
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墓地からもどって来ても一人
尾崎放哉「尾崎放哉選句集」(1926)
孤独
誰かを亡くして帰り道が辛いとき
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このような話を聞き、このような場所を見てきた後、これを人に語りたがらない者が果たしているだろうか。
柳田国男「遠野物語」(1910)
好奇心
感動した体験を誰かに伝えたいとき
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自分の意志を中尉の意志の奴隷にするのと、あまり変わらないこと
菊池寛「形」(1920)
諦念
一方的な関係に疲れ果てた時
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だれよりも優秀な人臣と見えるだけである。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
失望
理想と現実のギャップに直面したとき
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俺は総領で家督をしているが、どうかして難しい家の養子になってみたい。
福沢諭吉「福翁自伝」(1899)
理想
兄が理想を語る時
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花の香は散りにし袖にとまらねどうつらん袖に浅くしまめや
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
切なさ
美しいものの儚さを感じるとき
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道を歩いて常に見る若い美しい女、出来るならば新しい恋を為たいと痛切に思った。
田山花袋「蒲団」(1907)
恋慕
日常に刺激がなくなったとき
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私は決心致しました。
田山花袋「蒲団」(1907)
覚悟
人生の重要な選択をするとき
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僕の魂のアフリカはどこまでもぼうぼうと広がっている。
芥川龍之介「或阿呆の一生」(1927)
畏怖
自分の内面の深さを恐れるとき
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信用しないって、特にあなたを信用しないんじゃない。人間全体を信用しないんです。
夏目漱石「こころ」(1914)
絶望
人間不信の深淵を覗くとき
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自分には、人間の生活というものがよくわからないのです。
太宰治「人間失格」(1948)
困惑
社会に馴染めず、人間関係に悩むとき
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未来の天才は、まだそれらの実の中に何人いるかも分からないまま眠っている。
芥川龍之介「桃太郎」(1924)
畏怖
可能性について思いを馳せるとき
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自分で自分の馬鹿を承知しているほど尊く見えることはない。
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
覚醒
自分の愚かさに気づくとき
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道に迷うことを苦にしてはならない。
国木田独歩「武蔵野」(1898)
達観
人生の選択に迷っているとき
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見ないでいることは堪えられない気がするのもにわかな愛情すぎるね
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(18 松風)」(1914)
慈愛
子供への愛情が溢れているとき
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我はわが咎を知る。わが罪は常にわが前にあり
夏目漱石「三四郎」(1908)
悲哀
別れるとき
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一夜のうちに姉の姿は消えて、そこに一本の柳となっていたのです。
小川未明「赤い船」(1922)
哀愁
失ったものの大きさを実感するとき
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さっき一度紙くずのようになった二人の顔だけは、もうもとのとおりになおりませんでした。
宮沢賢治「山越え」(1921)
哀愁
深く傷ついた経験の後で
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