まだ年がつり合わないなどと常識的に判断をなさって、失礼な申し出だとお思いになるでしょうか
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(05 若紫)」(1914)
不安常識を超えた想いを告白するとき
世界中にたった二人の私たちがここにいるのです。
夢野久作ドグラ・マグラ」(1935)
孤独この世で自分を理解してくれるのは、ただ一人しかいないと感じるとき
おれは食欲があるが、あんなものはいやだ。
フランツ・カフカ変身」(0)
孤独他者との違いを痛感するとき
下人の行方は、誰も知らない。
芥川龍之介羅生門」(1915)
無常全てが終わった後の静寂を感じるとき
それよりもむしろ、自分で鼻を気にしているということを、人に知られるのが嫌だったからである。
芥川龍之介」(1916)
羞恥自分の弱みやコンプレックスを隠そうと必死になっているとき
もう三月の末だった。
フランツ・カフカ変身」(0)
希望新しい季節の始まりを感じるとき
本当の神様はもちろんたった一人です
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
決意自分の信念を貫こうとするとき
小事、小事が大事だ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
焦り細かいことが計画を左右すると気づいたとき
鈴鹿川八十瀬の波に濡れ濡れず伊勢までたれか思ひおこせん
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(10 榊)」(1914)
諦念遠い地へ旅立つときの決意のとき
音楽にこんなに心を奪われていても、彼は動物なのだろうか。
フランツ・カフカ変身」(0)
問い自分の人間性を疑うとき
私はどんな罪を前生で犯してこうした悲しい目に遭うのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(13 明石)」(1914)
無常人生の苦境で自分の運命を問うとき
思わせぶりをしなくてもいいじゃないか。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(06 末摘花)」(1914)
切なさ相手の奥ゆかしさに興味を持ったとき
ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは。
新美南吉ごんぎつね」(1932)
覚悟真実に気づいたときの後悔
不可解な、下等な、退屈な人生の象徴でなくて何であろう。
芥川龍之介蜜柑」(1919)
諦念人生に絶望しているとき
娘は、赤いろうそくを、自分の悲しい思い出の記念に、二、三本残していったのです。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
哀愁別れの瞬間に何かを残すとき
問題は、お前が、何んの為めにかうしているかつていうことだ。
岸田国士紙風船」(1925)
問いパートナーとの関係について疑問を抱いたとき
そう考えるとたまらないほど、自分もカムパネルラも哀れなような気がするのでした。
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
孤独勉強についていけず、周りから取り残されたとき
このようにして、私の情熱は、日々に激しく燃えて行くのでした。
江戸川乱歩人間椅子」(1925)
恋慕叶わぬ恋に苦しむとき
これは、こっちの方が人気があるわい。
横光利一」(1923)
皮肉みんなが迷っているとき
これでよしと。でも、うまくいくかしら。万一、賊がこいつに足くびをはさまれて、動けなくなったら、さぞ楽しいだろうなあ。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
好奇心子どもらしい発想で大人に立ち向かうとき