この美しい人たちは皆自分の一家族であるという幸福を源氏は感じた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
充実大切な人たちに囲まれた幸せを実感するとき
あれは貴婦人ですよ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
愛情愛する人を誇りに思うとき
一切の無常なるものは ただ影像たるに過ぎず。
ゲーテファウスト」(1808)
超越人生の意味を深く考えるとき
新政府の信用も、まだそんなに民間に薄いのか
島崎藤村破戒」(1906)
落胆理想と現実のギャップに直面したとき
自分が得なかった場合にはこのすぐれた人は他人の妻になっているのだと、こんなことを想像する瞬間でさえ胸がとどろいた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(31 真木柱)」(1914)
恋慕片思いの相手を想うとき
しかし、私の心の上には、切ないほどはっきりと、この光景が焼きつけられた。
芥川龍之介蜜柑」(1919)
驚き思いがけない美しい瞬間に出会ったとき
白桃の花だと思います
泉鏡花高野聖」(1900)
恋慕美しいものに心を奪われたとき
内供はなまじっか鼻が短くなったのが、かえって恨めしくなった。
芥川龍之介」(1916)
後悔望んでいた変化を手に入れたのに幸せになれないとき
人よりはすぐれた風采のこの公子も、源氏のそばで見ては桜に隣った深山の木というより言い方がない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
美への憧憬自分の美しさに自信を持てないとき
青春は短い。宝石のごとくにしてそれを惜しめ。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
郷愁青春時代を振り返り、若い人にエールを送るとき
借金を返しちまったら。あなた、おかみさんにしてくれない。
永井荷風濹東綺譚」(1937)
希望将来への期待を抱いているとき
人間の命を何だと思ってやがるんだ!
小林多喜二蟹工船」(1929)
怒り生命が軽視されていると感じたとき
現実は我々に対してあるというよりも、その中に我々があるのである。
三木清哲学入門」(1940)
驚き世界を客観視しようとしているとき
泡と見る淡路の島のあはれさへ残るくまなく澄める夜の月
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(13 明石)」(1914)
哀愁美しい景色を見ても心が満たされないとき
でも、あなたは、あなたは、私を知りますまい!
泉鏡花外科室」(1895)
切なさ一方通行の恋に苦しむとき
これが私たち親子が神さまからいただいた短い休息の期間であったとしても
太宰治斜陽」(1947)
無常幸せな時間の儚さを感じるとき
私のために門閥制度は親の敵でございる。
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
憤怒父の無念を想う時
長い時間を中に置いていても、同じように愛し、同じように愛されようと望んでいる。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(11 花散里)」(1914)
切なさ恋愛関係を維持することの難しさに直面したとき
えらい駆け落ちをしてしまったという悔いが一瞬あった。
織田作之助夫婦善哉」(1940)
後悔取り返しのつかないことをしたと気づいたとき
世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
宮沢賢治農民芸術概論綱要」(1926)
決意自分だけの幸せを求めがちなとき