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この美しい人たちは皆自分の一家族であるという幸福を源氏は感じた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
充実 →
大切な人たちに囲まれた幸せを実感するとき →
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人は、完全なたのもしさに接すると、まず、だらしなくげらげら笑うものらしい。
太宰治「富嶽百景」(1939)
畏怖 →
誰かの圧倒的な存在感に触れたとき →
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僕ハ今「今年カラハ読マレルコトヲ恐レヌコトニシタ」ト云ッタガ、実ハ前カラソンナニ恐レテハイナカッタノカモ知レナイ。
谷崎潤一郎「鍵」(1956)
皮肉 →
自分の本当の気持ちに気づいたとき →
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どうしてあの人に生まれて、この人に生まれてこなかったのか。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(19 薄雲)」(1914)
切なさ →
恋する人との身分の違いを痛感するとき →
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そこで考え出したのは、道化でした。
太宰治「人間失格」(1948)
諦念 →
人間関係で苦しみ、生き延びる手段を見つけたとき →
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なんという火だ。この燃え立って取り巻くのは、愛か、憎か
ゲーテ「ファウスト」(1808)
困惑 →
激しい感情に襲われたとき →
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これでよしと。でも、うまくいくかしら。万一、賊がこいつに足くびをはさまれて、動けなくなったら、さぞ楽しいだろうなあ。
江戸川乱歩「怪人二十面相」(1936)
好奇心 →
子どもらしい発想で大人に立ち向かうとき →
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朝御飯が一番おいしくなるようにならなければ
太宰治「斜陽」(1947)
慈愛 →
健康の大切さを伝えたいとき →
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お前がおれを殺したのは今からちょうど百年前だね
夏目漱石「夢十夜」(1908)
恐怖 →
過去の罪や秘密が突然明らかになったとき →
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私は「大きくなったら……」と深い決心をしていた。「もっと大きくなったら……」
室生犀星「幼年時代」(1919)
決意 →
理不尽に耐えながらも未来に希望を託すとき →
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よごれたる手をみる――ちゃうどこの頃の自分の心に対うがごとし。
石川啄木「悲しき玩具」(0)
自己嫌悪 →
自分を汚れた存在だと感じるとき →
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おれは今、やつらの悪霊に招きよせられて、黄泉の国の闇をさまよっているのではないかしら。
江戸川乱歩「黒蜥蜴」(1934)
恐怖 →
現実感を失い混乱したとき →
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死の旅にも同時に出るのがわれわれ二人であるとあなたも約束したのだから
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(01 桐壺)」(1914)
恋慕 →
愛する人を失いそうになって、一緒にいたいと切望するとき →
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この古くて疲れ果てた街道にも生気の注ぎ入れられる日の来ることを想像した
島崎藤村「破戒」(1906)
希望 →
絶望的な状況の中に一筋の光を見出したとき →
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私は夫を半分は激しく嫌い、半分は激しく愛している。
谷崎潤一郎「鍵」(1956)
葛藤 →
複雑な感情を抱く相手との関係に悩んでいるとき →
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どうか私をあなたの所へ連れて行って下さい。焼けて死んでもかまいません。
宮沢賢治「よだかの星」(1934)
切望 →
絶望から希望を見出そうとするとき →
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一切の理論は灰色だ、生命の黄金の樹は緑だ。
ゲーテ「ファウスト」(1808)
驚き →
人生に迷ったとき →
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一軒の山家の前へ来たのには、さまで難儀は感じなかった。
泉鏡花「高野聖」(1900)
安堵 →
恐怖から解放されたとき →
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これが地獄の光景でなくてなんであろう。
江戸川乱歩「黒蜥蜴」(1934)
恐怖 →
想像を絶する光景を目にしたとき →
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真上からたたきのめされて、下の漁夫の首が胸の中に、杭(くい)のように入り込んでしまった。
小林多喜二「蟹工船」(1929)
驚愕 →
理不尽な現実を客観視したとき →
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