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もう、どうでもいいという、勇者に似つかわしくない投げやりな根性が、心の隅に巣食った。
太宰治「走れメロス」(1940)
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本当に人間はいいものかしら。本当に人間はいいものかしら
新美南吉「でんでんむしのかなしみ」(1935)
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でも、あなたは、あなたは、私を知りますまい!
泉鏡花「外科室」(1895)
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私は仙人になりたいのだから、そういう所へ住み込ませてください。
芥川龍之介「仙人」(1922)
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このままの姿では、とても何千里となく遠い国へ帰ることはできません。
小川未明「赤い船」(1922)
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私は生きなかったということを発見することがないように欲したからである
ソロー「森の生活」(1854)
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血という奴はとにかく特別な汁ですからね。
ゲーテ「ファウスト」(1808)
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京は広い所ですから、よいこともきっとあって、安心がさせていただけると思います。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
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わたしはくちびるにべにをぬって、あたらしい白樺の幹に接吻した。
萩原朔太郎「月に吠える」(1917)
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全く、どんな事でも起こり得るのだと思って、深く恐れた。
中島敦「山月記」(1942)
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飴だまは一つしかないので、お母さんは困ってしまいました。
新美南吉「飴だま」(1943)
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私はこの全世界のうちで一番不幸者で、一番ひどい苦しみを負っているもののように感じた。
室生犀星「幼年時代」(1919)
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そのとたん、私たちは同時に「アッ」と声を立てた。明るくなった部屋の片隅には、女の死骸が横たわっているのだ。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)