蝶子は思った。 この人はあかん人や。 あかん人やけど、 うちのあかん人や。
織田作之助夫婦善哉
背景解説
「あかん人」を三回繰り返して、最後に「うちの」をつける。この「うちの」で全部ひっくり返る。ダメはダメ。でも「自分の」ダメ。この所有格一つで、批判が愛情に変わる。大阪弁だからこそ成立する、最強の愛の言葉。
「うちの」がつくだけで、愛になる。
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