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下人の行方は、誰も知らない。
芥川龍之介「羅生門」
背景解説
日本文学で最も有名なラストシーンのひとつ。老婆の着物を剥ぎ取った下人は、闇の中に消えていく。その後どうなったかは誰にもわからない。芥川はあえて結末を書かなかった。読者ひとりひとりが「自分ならどうする?」と考えさせられる、究極のオープンエンド。
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『羅生門』の他のひとふみ
選んでいれば、築土の下か、 道ばたの土の上で、 饑死をするばかりである。
芥川龍之介
せねば、饑死をするのじゃて、 仕方がなくした事であろ。
芥川龍之介
下人の心には、 ある勇気が生まれて来た。
芥川龍之介
では、己が引剥をしようと 恨むまいな。 己もそうしなければ、 饑死をする体なのだ。
芥川龍之介
外には、ただ、 黒洞々たる夜が あるばかりである。
芥川龍之介
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