シェア
❝
春の日の夕暮は静かです
中原中也「山羊の歌」(1934)
静寂,平和
静かな夕暮れ時に、心が落ち着いているとき
この一文の背景を知る →
『山羊の歌』を見る
シェア
❝
それらの幸福は、それが最も壊れやすいもので出来ているように見えながらも、どんな物の力でも打ちくだけそうになかった。
堀辰雄「風立ちぬ」(1938)
感嘆
はかないものの中に強さを見出したとき
この一文の背景を知る →
『風立ちぬ』を見る
シェア
❝
自分は、その父や母をも全部は理解する事が出来なかったのです。
太宰治「人間失格」(1948)
孤独,理解への渇望
最も身近な存在であるはずの家族との間にも距離を感じるとき
この一文の背景を知る →
『人間失格』を見る
シェア
❝
私の青春はもはや堅い血管となり
中原中也「山羊の歌」(1934)
老い,諦念
自分の心が昔より硬くなったと感じるとき
この一文の背景を知る →
『山羊の歌』を見る
シェア
❝
人間は時間と空間との制約の埒外に出ることはできない。
倉田百三「愛と認識との出発」(1921)
悲哀,諦念
自分の限界を痛感するとき
この一文の背景を知る →
『愛と認識との出発』を見る
シェア
❝
書物にあることは前述のごとく抽象的であるから、未熟の頭脳には入りにくい。たまたま入れば自分を省みるより他人を責むる道具となる。
新渡戸稲造「自警録」(1916)
ドキッ
本を読んで賢くなった気になっているとき
この一文の背景を知る →
『自警録』を見る
シェア
❝
これらの人物はただこれを文字の問屋と言うべきのみ。その功能は飯を食う字引に異ならず。国のためには無用の長物、経済を妨ぐる食客と言うて可なり。
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
怒り、無力感、警告
努力しているのに社会で役立たない自分に不安を感じるとき
この一文の背景を知る →
『学問のすすめ』を見る
シェア
❝
理智は吾人に教へて曰く、運命流行の原則は、運命其物のみ之を知る。たゞ運命と人力との關係に至つては我能く之を知ると。
幸田露伴「努力論」(1912)
冷静
運命のせいにしたくなったとき
この一文の背景を知る →
『努力論』を見る
シェア
❝
私は、そうして、一つ一つ椅子を仕上げる度毎に、いい知れぬ味気なさに襲われるのでございます。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
虚無感、絶望
自分の人生に意味を見出せなくなったとき
この一文の背景を知る →
『人間椅子』を見る
シェア
❝
えたいの知れない不吉な塊が 私の心を始終圧えつけていた。
梶井基次郎「檸檬」(1925)
憂鬱
理由のない不安に襲われたとき
この一文の背景を知る →
『檸檬』を見る
シェア
❝
多くの人々は一度もほんとうの自分にめぐりあわずに死んでいっているともいえるのである。
中井正一「美学入門」(1941)
悲しみ,寂しさ
自分の人生を振り返るとき
この一文の背景を知る →
『美学入門』を見る
シェア
❝
射之射ではなく、不射之射でなければならぬ。
中島敦「名人伝」(1942)
畏敬、神秘
技術の先にある哲学に触れたいとき
この一文の背景を知る →
『名人伝』を見る
シェア
❝
嘉十はもうまつたくじぶんと鹿とのちがひを忘れて、「ホウ、やれ、やれい。」と叫びながらすすきのかげから飛び出しました。
宮沢賢治「やまなし」(1923)
解放感,一体感,衝動
自分を抑えきれなくなったとき
この一文の背景を知る →
『やまなし』を見る
シェア
❝
俺達には、俺達しか、味方が無(ね)えんだな。始めて分った
小林多喜二「蟹工船」(1929)
絶望、覚醒、決意
権力の裏切りを目の当たりにしたとき
この一文の背景を知る →
『蟹工船』を見る
シェア
❝
すべての経験は実験である、ただ経験には科学における実験の如き方法的組織的なところが欠けており、従ってそれは偶然的である。
三木清「哲学入門」(1940)
発見,洞察
日常の体験を振り返って意味を見つけるとき
この一文の背景を知る →
『哲学入門』を見る
シェア
❝
鬼が島の鬼と云うのは、角のある為にかうかう云う鬼が島に住んでいる、人のいい鬼ばかりであった。
芥川龍之介「桃太郎」(1924)
切なさ、憤り
見た目だけで判断されることの理不尽さを感じるとき
この一文の背景を知る →
『桃太郎』を見る
シェア
❝
幸福は人格である。ひとが外套を脱ぎすてるようにいつでも気楽にほかの幸福は脱ぎすてることのできる者が最も幸福な人である
三木清「人生論ノート」(1941)
気づき
幸せの意味がわからなくなったとき
この一文の背景を知る →
『人生論ノート』を見る
シェア
❝
日が暮れかけると、あたりの木立の中から、何やらむくむくと動くものが、幾つともなく這い出して来た。
泉鏡花「高野聖」(1900)
恐怖
日が暮れて不安が増すとき
この一文の背景を知る →
『高野聖』を見る
シェア
❝
生きた哲学は現実を理解し得るものでなくてはならぬ。
九鬼周造「「いき」の構造」(1930)
信念
学問の本質について考えるとき
この一文の背景を知る →
『「いき」の構造』を見る
シェア
❝
人間の能力は決して計算ずみではない。
ソロー「森の生活」(1854)
希望,驚き
自分の可能性を諦めそうになったとき
この一文の背景を知る →
『森の生活』を見る