❝
しらじらと夜が明けていたのである。
太宰治「朝」(1947)
❝
子供がどこにいても、しあわせに暮らしてくれたなら、私の喜びは、それに勝ったことはない。
小川未明「赤い蝋燭と人魚」(1921)
❝
人は一つの葦に過ぎない。その性質において最も弱い葦だ。しかし彼は考える葦だ。
パスカル「パスカルの言葉」(1943)
❝
親から子と次第に人間の価値は落ちていきまして、子は親ほどだれからも尊敬されず、愛されもしないのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
❝
ただそこに、晴々した精進の心があるばかりであった。
菊池寛「恩讐の彼方に」(1919)
❝
わしは人の野宿をしそうな森の中や橋の下を尋ね回って、これまで大勢の人を連れて帰った。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
❝
私たち、これから本当に生きられるだけ生きましょうね……
堀辰雄「風立ちぬ」(1938)
❝
ただ私に知られていることについてのみ、私は判断を下し得る。
デカルト「省察」(1641)
❝
文明の事を行う者は私人の人民であり、その文明を護る者は政府だ
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
❝
河童は我々人間のように一定の皮膚の色を持っていません。
芥川龍之介「河童」(0)
❝
われらに罪を犯すものをわが赦すごとくわれらをも赦したまえ
倉田百三「愛と認識との出発」(1921)
❝
僕はお母さんが、本当に幸せになるなら、どんなことでもする。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(1934)
❝
はなやかな御生活をなさったことも皆過去のことになって。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(28 野分)」(1914)