シェア
❝
ごんは、お念仏がすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。兵十の母の葬列を見送りながら、ごんは思いました。
新美南吉「ごんぎつね」(1932)
悲しみ、反省
取り返しのつかないことをしてしまったとき
この一文の背景を知る →
『ごんぎつね』を見る
シェア
❝
科学の歴史はある意味では錯覚と失策の歴史である。偉大なる迂愚者の頭の悪い能率の悪い仕事の歴史である
寺田寅彦「科学者とあたま」(1933)
勇気
失敗を恐れて挑戦できないとき
この一文の背景を知る →
『科学者とあたま』を見る
シェア
❝
良平はとうとう泣き出した。 しかし足だけは止めなかった。
芥川龍之介「トロッコ」(1922)
決意
泣きながらでも前に進まなきゃいけないとき
この一文の背景を知る →
『トロッコ』を見る
シェア
❝
熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より頭の中のほうが広いでしょう。とらわれちゃだめだ。
夏目漱石「三四郎」(1908)
解放感、目覚め、衝撃
既成概念や国家的な圧力に縛られていた自分の殻を破りたいとき
この一文の背景を知る →
『三四郎』を見る
シェア
❝
僕は君の様な友達を見つけたことを嬉しく思いますよ。併し、惜しいことには、君の推理は余りに外面的で、そして物質的ですよ。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
驚き
自分の推理が完全だと思い込んでいるとき
この一文の背景を知る →
『D坂の殺人事件』を見る
シェア
❝
自分ばかり地獄からぬけ出そうとする、陀多の無慈悲な心が、そうしてその心相当な罰をうけて、元の地獄へ落ちてしまったのが、御釈迦様の御目から見ると、浅間しく思召されたのでございましょう。
芥川龍之介「蜘蛛の糸」(1918)
悲しみ、虚無感
他者を踏みにじってまで自分だけ救われようとしたとき
この一文の背景を知る →
『蜘蛛の糸』を見る
シェア
❝
ああ、ああ、天子様もとうとうおかくれになる。己(おれ)も……
夏目漱石「こころ」(1914)
悲しみ, 恐怖, 覚悟
明治天皇の崩御を知り、自分の死の近さを感じたとき
この一文の背景を知る →
『こころ』を見る
シェア
❝
涯しない花の下の涯しい虚空をみたしているものは何だろう。
坂口安吾「桜の森の満開の下」(1947)
虚無、畏敬
美しさの中に空虚を感じるとき
この一文の背景を知る →
『桜の森の満開の下』を見る
シェア
❝
われわれに五十年の命をくれたのは、われわれにこの世の中になにかをなさしめるためであると思います
内村鑑三「後世への最大遺物」(1897)
使命感
何のために生きているのかわからなくなったとき
この一文の背景を知る →
『後世への最大遺物』を見る
シェア
❝
内供は人を見ずに、ただ、鼻を見た。――しかし鍵鼻(かぎばな)はあっても、内供のような鼻は一つも見当らない。
芥川龍之介「鼻」(1916)
孤独
自分と同じ苦しみを持つ人を探したいとき
この一文の背景を知る →
『鼻』を見る
シェア
❝
南ニ死ニサウナ人アレバ 行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
勇気, 優しさ, 覚悟
誰かを助けたいとき, 恐怖に直面したとき
この一文の背景を知る →
『雨ニモマケズ』を見る
シェア
❝
婀娜っぽい、かろらかな微笑の裏に、真摯な熱い涙のほのかな痕跡を見詰めたときに、はじめて「いき」の真相を把握し得たのである。
九鬼周造「「いき」の構造」(1930)
切なさ
人の奥深さに触れたとき
この一文の背景を知る →
『「いき」の構造』を見る
シェア
❝
ここにのみは軽く塵たち紅き物いささかひらめきて一村の緑に映じたり。
柳田国男「遠野物語」(1910)
驚き, 美しさへの感動
日常から非日常へ足を踏み入れたとき
この一文の背景を知る →
『遠野物語』を見る
シェア
❝
鳥も獣も一疋も居やがらん。なんでも構わないから、早くタンタアーンと、やって見たいもんだなあ。
宮沢賢治「山越え」(1921)
焦燥感、暴力衝動
獲物がいない山で、何でもいいから撃ちたい欲望に駆られたとき
この一文の背景を知る →
『山越え』を見る
シェア
❝
小字(こあざ)よりさらに小さき区域の地名は持主にあらざればこれを知らず。
柳田国男「遠野物語」(1910)
孤独, 疎外感
自分の居場所や認識の限界に気付いたとき
この一文の背景を知る →
『遠野物語』を見る
シェア
❝
何だか大変小さく見えた。
夏目漱石「坊っちゃん」(1906)
孤独、郷愁、後悔
大切な人との別れが現実になったとき
この一文の背景を知る →
『坊っちゃん』を見る
シェア
❝
そうだ、一度にひと身上いるんだ
ドストエフスキー「罪と罰」(0)
怒り
わずかな報酬では満足できず、人生を大きく変えたいという切迫した願いを抱いているとき
この一文の背景を知る →
『罪と罰』を見る
シェア
❝
ゴーシュはかっこうがこんやあたり来るかなと思いながら また一生けん命セロを弾きました。
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」(1934)
決意
一人で黙々と練習しているとき
この一文の背景を知る →
『セロ弾きのゴーシュ』を見る
シェア
❝
ああ、なんという骨の折れる職業をおれは選んでしまったんだろう
フランツ・カフカ「変身」(0)
後悔、疲弊、絶望
変身という非現実的な状況の中でも、日常の仕事の辛さについて思いを馳せるとき
この一文の背景を知る →
『変身』を見る
シェア
❝
僕は何だか、出来るか出来ないか分りませんけれど、一つこの事件を探偵して見たい様な気がしますよ
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
決意, 好奇心, わくわく感
不可解な事件に直面し、それでも謎を解きたいと思ったとき
この一文の背景を知る →
『D坂の殺人事件』を見る