シェア
❝
我脳中には唯我は免(ゆる)すべからぬ罪人なりと思ふ心のみ満ち/\たりき。
森鷗外「舞姫」(1890)
罪悪感、絶望、孤独
自分の選択がもたらす結果に直面し、取り返しのつかない過ちを犯したと感じるとき
この一文の背景を知る →
『舞姫』を見る
シェア
❝
だからこそ、あっちへ行っても始終我帝国の軍艦が我々を守っていてくれることになっているのだ。それを今流行りの露助の真似をして、飛んでもないことをケシかけるものがあるとしたら、それこそ、取りも直さず日本帝国を売るものだ
小林多喜二「蟹工船」(1929)
怒り, 違和感, 問い
権力者の虚しい正当化に直面したとき、その言葉の欺瞞を感じたいとき
この一文の背景を知る →
『蟹工船』を見る
シェア
❝
私はなぜ先生に対してだけこんな心持が起るのか解らなかった。それが先生の亡くなった今日になって、始めて解って来た。
夏目漱石「こころ」(1914)
切なさ
失われてからようやく相手の本質に気づいたとき
この一文の背景を知る →
『こころ』を見る
シェア
❝
絶対に発見されない犯罪というのは不可能でしょうか。僕は随分可能性があると思うのですがね。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
問い、興奮
犯罪や探偵について議論しているとき
この一文の背景を知る →
『D坂の殺人事件』を見る
シェア
❝
私が死のうと決心してから、もう十日以上になりますが、その大部分はあなたにこの長い自叙伝の一節を書き残すために使用されたものと思って下さい。
夏目漱石「こころ」(1914)
決意
人生の最後に何かを遺したいと思ったとき
この一文の背景を知る →
『こころ』を見る
シェア
❝
俺達には、俺達しか、味方が無(ね)えんだな。始めて分った
小林多喜二「蟹工船」(1929)
絶望、覚醒、決意
権力の裏切りを目の当たりにしたとき
この一文の背景を知る →
『蟹工船』を見る
シェア
❝
けれどもその夜はどういうわけか、いやに優しく、坊やの熱はどうだ、など珍らしくたずねて下さって、私はうれしいよりも、何だかおそろしい予感で、脊筋が寒くなりました。
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
恐怖、不安
異常な優しさに不気味さを感じたとき
この一文の背景を知る →
『ヴィヨンの妻』を見る
シェア
❝
その表情はぴしゃりと心のカメラへ焼き付いてしまった。
夏目漱石「草枕」(1906)
美への感動、切なさ
心に深く残る美しさに出会いたいとき
この一文の背景を知る →
『草枕』を見る
シェア
❝
人間というものは到底(とうてい)吾輩猫属(ねこぞく)の言語を解し得るくらいに天の恵(めぐみ)に浴しておらん動物である
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
諦観、孤独
誰かに自分の気持ちを理解してもらえず、その無力さを感じるとき
この一文の背景を知る →
『吾輩は猫である』を見る
シェア
❝
あなたはよっぽど度胸のないかたですね
夏目漱石「三四郎」(1908)
屈辱, 自己不信
別れ際に女に指摘されたとき
この一文の背景を知る →
『三四郎』を見る
シェア
❝
この胸を灼く悲しみを、 誰かに訴えたいのだ。
中島敦「山月記」(1942)
孤独
誰にも分かってもらえないとき
この一文の背景を知る →
『山月記』を見る
シェア
❝
ジブンヲカンジョウニ入レズニ ヨクミキキシワカリ
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
決意
自分の感情に流されず、相手を理解したいとき
この一文の背景を知る →
『雨ニモマケズ』を見る
シェア
❝
哲学は現実に就いて考えるのでなく、現実の中から考えるのである。
三木清「哲学入門」(1940)
目が覚める
頭でっかちになっているとき
この一文の背景を知る →
『哲学入門』を見る
シェア
❝
私はまさしくただ思惟するもの、言い換えれば、精神、すなわち霊魂、すなわち悟性、すなわち理性である
デカルト「省察」(1641)
自己の本質
自分とは何かを突き詰めて考えたいとき
この一文の背景を知る →
『省察』を見る
シェア
❝
父はいつも酔っぱらっている。スワは父の顔色ばかり窺っていた。
太宰治「魚服記」(1933)
孤独、緊張
家庭環境に押しつぶされそうなとき
この一文の背景を知る →
『魚服記』を見る
シェア
❝
選んでいれば、築土の下か、 道ばたの土の上で、 饑死をするばかりである。
芥川龍之介「羅生門」(1915)
絶望
追い詰められたとき
この一文の背景を知る →
『羅生門』を見る
シェア
❝
表題は「人間椅子」とつけたい考えでございます。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
怖さと戦慄
すべての謎が解ける瞬間、自分が騙されていたことに気づくとき
この一文の背景を知る →
『人間椅子』を見る
シェア
❝
明日もまた、同じ日が来るのだろう。 幸福は一生、来ないのだ。 それは、わかっている。 けれども、きっと来る、 あすは来る、と信じて寝るのが いいのでしょう。
太宰治「女生徒」(1939)
希望
明日に希望を持ちたいとき
この一文の背景を知る →
『女生徒』を見る
シェア
❝
美しく生きたいと思います。
太宰治「女生徒」(1939)
決意
自分を変えたいと思ったとき
この一文の背景を知る →
『女生徒』を見る
シェア
❝
吾輩は人間と同居して彼等を観察すればするほど、彼等は我儘(わがまま)なものだと断言せざるを得ないようになった。
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
怒り、諦観
人間の身勝手さに気づいたとき
この一文の背景を知る →
『吾輩は猫である』を見る